東京駅や品川駅から横浜駅に移動する際は多くの人が東海道線や京浜東北線などの在来線を利用すると思います。
しかし、同じ横浜市内でも新横浜駅となると話が変わってくるのではないでしょうか。
「新横浜なんか使わない」という人は多いでしょうが、オフィスが多かったり、横浜アリーナや日産スタジアムの最寄駅で意外と多くの人が利用しています。
そこで、今回は東京駅から新横浜駅の移動は在来線を使うべきなのか、新幹線を使うべきなのか、私なりの答えを出していきたいと思います。
所要時間の差
①東海道線(在来線)利用
まずは東海道線を使った時間を見てみましょう。
列車によって多少の前後があるものの、東海道線の東京駅〜横浜駅間は26分です。
横浜駅から一番早く新横浜に行ける横浜市営地下鉄ブルーラインに乗り換え新横浜駅に着くと、合計46〜50分程度の時間がかかります。
②京浜東北線利用
京浜東北線を使った場合は東神奈川駅で横浜線へ乗り換えとなります。
こちらも列車によって異なりますが東京駅〜東神奈川駅間は35分です。
そこから、横浜線に乗り換えて新横浜駅に着くと、合計50分〜1時間程度の時間がかかります。
③東海道新幹線利用
東海道新幹線を利用した場合は、のぞみ、ひかり、こだま全て18分〜20分程度で新横浜駅に到着します。
しかも、在来線と違って乗り換えもありません。
在来線の半分以下の時間で移動できるので、所要時間だけを取れば新幹線が圧勝です。
料金の差
①東海道線(在来線)利用
東京駅〜横浜駅間の料金=470円(IC464円)
横浜駅〜新横浜駅間の料金=240円(IC237円)
合計=710円(IC701円)
横浜市営地下鉄を利用するため少し高くなってしまいます。
②京浜東北線利用
東京駅〜新横浜駅間の料金=550円
乗り換えはあるものの、JR線だけの利用で行けるので安くなっています。
③東海道新幹線利用
東京駅〜新横浜駅間の普通自由席料金=1360円
東京駅〜新横浜駅間の普通指定席料金=2760円
18分程度の移動なので指定席にする必要はありませんが、自由席だとしても在来線の3倍近くの値段がかかります。
遅延の頻度
全ての路線に置いて正確な遅延発生状況が公表されていませんが、これまでの感覚的にJR東日本の在来線は遅延情報が出ていないとしても遅れているケースがほとんどです。
特に東海道線は高崎線・宇都宮線・湘南新宿ラインと直通している為、そちらの影響も受けやすいです。
京浜東北線も大部分は独立した線路ですが、山手線や東海道線と並走している箇所も多く、線路立ち入りや人身事故の影響も受けやすいです。
それに比べて、東海道新幹線は大きなトラブルがない限り、遅延はほぼありません。
時間帯や状況によって大きく変わりますが、総合的に見ると新幹線の方が正常運転をしている事が多いでしょう。
座れる確率
座れる確率としては、東京上野ラインの開業に伴い東海道線の始発ではなくなってしまった為、新幹線の方が座れやすいでしょう。
ただ、東京駅・新橋駅・品川駅でかなりの人が降車する為、どこかのタイミングで座れるはずです。
京浜東北線に関しても同じで山手線の並走区間で乗り換える人も多く、どこかのタイミングで座れるチャンスが必ずと言っていいほどあります。
総合評価
総合評価では2:3で新幹線に軍杯が上がりました。
ただ、値段的な部分ではかなりの差があるので、時間に余裕があるのであれば、在来線利用をお勧めします。
その際に東海道線と京浜東北線があるのですが、間違いなく京浜東北線をお勧めします。
理由は横浜駅で折り返し、東神奈川駅に行く事で東海道線を使ったとしてもJR線だけで行くことができますが、横浜駅〜東神奈川駅間が二重通行となり別料金が発生します。
実際は多くの人が、知らずに通行していると思いますが明らかな不正乗車です。
それをしないためにも、京浜東北線で東神奈川駅にて乗り換えることをお勧めします。
横浜-東神奈川間は特例があり、不正乗車にはならないと思いますが。