営業の仕事をしている人なら、誰もがお客様との人間関係で悩んだことがあるでしょう。
特に大口のお客様ですと、契約を切られると一気に目標が見えなくなってしまうので、慎重に扱う必要があります。
そう、営業の仕事とは、いかにお客様との関係を良好に保ち、いかに嫌われないようにするかです。
しかし、それがプレッシャーやストレスになり、営業の仕事を辞めてしまう人も多くいます。
そこで、今回はお客様に嫌われしまう恐怖から耐える方法をご紹介します。
お客様も人間であることを理解する
お客様も人間であり、「体調が優れない日」や「機嫌の悪い日」、「忙しい日」が必ずあります。
そう言った日は、営業マンに対して冷たく当たってしまう事もあるので、冷たくされたからと言って、一概に嫌われたというのは間違いである事を理解しましょう。
特に、何か嫌われるような事をしていない場合は、勘違いというのが実際にあります。
次の日に会ってみると、全然違ったというのが、私の経験からも何度もありました。
ですので、気にしすぎるだけ無駄なので、ポジティブに考えましょう。
嫌われることが仕事
嫌われる事=営業の仕事と思えば少しは、気持ち的に楽になるのではないでしょうか。
多くの場合は、嫌われたら契約を切られると思いがちですが、本当に価値のある商品を売っている限り、多少嫌われても、継続して買ってくれます。
あなた自身にも、そういう経験が何度もあると思います。
例えば、近所のコンビニで店員の態度が悪いとしても、利便性を求め、継続して利用してしまったり、嫌いな俳優が出ているドラマでも、他に好きな俳優が出ていたり、面白ければ、ついつい見てしまう経験もあるでしょう。
このように、嫌われたとしても、価値さえ保っていれば、売れるはずです。
なので、営業=嫌われる仕事であり、売上さえ保てていれば問題ないと割り切りましょう。
嫌われても次がある
日本には1億人以上の人間がおり、地球には70億人を超える人間がいます。
そう、あなたの目の前にいる人間だけがお客様ではなく、お客様となる可能性のある人は無限にいると言っても過言ではありません。
万が一、嫌われてしまい、購入されなくなったとしても、別の客に売ればいいだけの話です。
仕事だからと言って、嫌いな人を無理に相手する必要はありません。
営業とは、接客と違い、お客様を選択する事ができるお仕事です。
嫌いであれば、相手にしない事もできます。
そして、好きな人とだけ取引をしたとしても、頑張り次第では十分に目標を達成できます。
また、目標に届かなければ、新しいお客様を探せばいいだけの話です。
現実はそんなに甘くない?
現実の世界は、こんなに甘くないと思う人もいるでしょうが、実際にそれで成功をしている人も大勢います。
確かに、ストレスを我慢する事が仕事と思っている人も大勢いる中で、今回のような考えは「甘え」と思われても仕方ありません。
しかし、この世の中を生きるために、まず自分のメンタルを守り、今日を生きることが大切です。
いくら、ストレスに耐え、大金を稼いでいても、耐えきれずに死んでしまっては意味がありません。
だったら、考え方を改めて、少しでも自分の楽なように、考えるのも生きる手段の一つだと思います。
そもそも論を言うと、世の中は営業だけが仕事ではありません。
文系大卒=営業職みたいな意味の分からない一般論もありますが、営業職など、今後は需要がなくなっていくとされる仕事の一つです。
もし、本当に嫌なのであれば、営業以外の仕事に就く事もできます。
「仕事を辞める事=逃げる」と思ってる人も多いですが、そんな事はありません。
仕事を辞めるとは、新たな道を進む事であり、今までとは異なる自分に出会うチャンスでもあります。
本当に今の環境が辛いのであれば、転職も検討に入れてみてはいかがでしょうか。