若い頃は、質より量を重要視する傾向があります。
というより、上司からはそれを求められ、仕方なくやらざる得ません。
それは、仕事だけでなく、勉強においても同じです。
とにかく、量で質をカバーすることを求められます。
しかし、よく考えてみると量で成功している人などほとんどいません。
今回は量より質の方が圧倒的に大事な理由を解説していきます。
まずい料理をお腹一杯食べれますか?
「不味いけど、お腹いっぱいになるお店」と「足りないぐらいだけで、美味しいお店」では、どちらを選択しますか?
「質より量でしょ」という人もいますが、それはあくまでも、食べられる料理に対してです。
本当に不味い料理であれば、話は変わってくるはずです。
学生街の定食屋は質より量で勝負していると言われています。
しかし、不味いかというと決してそんなことはありません。
もし、生ゴミの臭いがする唐揚げが提供されていれば、いくら大盛りで安くてもお客さんは来ないはずです。
つまり、学生街の定食屋さんは、量は最上級、質は上級で勝負しているから成功しているのです。
なぜ、量を求められるのか?
量より質が重要なことは、わかっていただいたと思います。
それでも、量を求められるには理由があります。
①量をこなす上で、質を少しづつ高めていく
②質をこなせないのであれば、せめて量をこなしてもらわないと見ている上司がイラついてしまう
このどちらかだと思います。
部下思いの上司であれば①を考えて、命令していることですが、ブラック企業や頭のおかしい上司は②の状態になっています。
正直言って、質より量という考えは、生産性が悪く、利益につながる行動ではありません。
入社から2年や3年が経っても質より量を求められるのであれば、②を疑ったほうがいいと思います。
最終的にはどちらも求められる
仕事においては最終的に質も量も求められます。
その結果、残業が増えてしまい、過労死などの問題が発生してしまうのです。
本当にこれは、良くないことで日本以外ではどちらかを求めているケースがほとんどかと思います。
人間というのは、基本的にどちらかしか追求できないように作られているはずです。
それを無理して両方するというのは、余計に生産性を落としてしまう原因になってしまいます。
もし、この記事を読んで「もしかして私は、両方を部下に求めているかも?」と気付いた方は今すぐに考え方を変えてください。
そうすれば、部下も付いてきますし、会社としても生産性を上げることが出来るはずです。
簡単に説明しましたが、量よりも質が重要な理由を納得していただけましたでしょうか。
納得できないという方は、きっと考え方が根本から私と違う人間なのだと思います。
ただ、人間にはいろいろな考えやそれぞれの成功法を持っているので仕方のないことだとは思います。
ですので、このような考え方もあるという事だけ参考にいただければと思います。