皆さんは若者のテレビ離れが急激に進んでいる事をご存知ですか。
ある研究機関の調査したデータでは、テレビを全く見ないという方が1割以上もいるほど、テレビというものが生活から必要無くなっています。
これまでは、一家に一台はもちろん、一人一台が当たり前になろうとしていたテレビがどうしてもこのような状況になってしまったのでしょうか。
一部ではテレビ番組の質が問われる事もありますが、その真実を今回は考えて見ました。
テレビを見る時間が無くなった
テレビを見たいけど、テレビを見る時間が無くなったという方は大勢いるようです。
私もそのうちの一人で、残業時間の増加やブログの執筆、趣味のランニングにより何もしない時間が減り、テレビを見る事が少なくなっています。
ひどい時では、全く付けない日もあります。
昔であれば、テレビでしか得られない情報が沢山ありましたが、今はスマホ一つで世間の状況はある程度、把握できます。
その為、テレビの必要性が薄れてきている事が現実で、見ない方が増えているのだと思います。
テレビのコンテンツをネットで見る事ができる
テレビ番組の質が悪くなったという方も大勢いますが、それは嘘だと思います。
多額の予算を注ぎ込み、演者も編集もプロ集団が作っているテレビ番組は、昔も今もネット動画とは違うクオリティーの高さを楽しみ事ができます。
しかし、そのテレビ番組が今はネットで簡単に見れる時代です。
もちろん、TVerや有料見放題サービスなど公式に見ることもできますが、YouTubeやニコニコ動画など違法にアップロードされているケースも多くあります。
テレビは時間が決まっていたり録画予約をする必要があったりと、面倒な部分も多いですが、ネット動画は好きな時間に好きな場所で見る事ができるで、多くの方がテレビで見るより、ネットで見る方を選んでいるのだと思います。
私もTVerやAmazonプライムビデオ、YouTubeでテレビのコンテンツを楽しむ機会が増えているのが事実です。
テレビ以外の娯楽が増えすぎた
昔はテレビのライバルとなる、娯楽が少ない時代でしたが今はスマートフォンの登場により、ライバルサービスが増えています。
特にAbemaTVの登場はテレビ業界に大きな衝撃を与えた事でしょう。
あの、テレビ朝日がサイバーエージェントと手を組み、テレビ番組のノウハウを詰め込んだ作品をテレビと同じような仕組みを使って放送するのですから、完全なライバルサービスとなったはずです。
おそらく、今後もテレビのライバルとなる無料で楽しめるライバルサービスが増えていきます。
その結果、テレビの視聴回数が減り、結果としてテレビ離れが急速に進んでいく事でしょう。
NHKの強制受信料金がかかるから
テレビと言えば無料で高品質な作品を楽しめると思いがちですが実は違います。
放送設備を持っているだけで、強制的にNHKから受信料を取られてしまうのです。
一人暮らしが増える現代ではNHKの受信料がバカらしく払っていない方も多くいますが、それが原因でテレビを持たないという方も大勢います。
公共放送なので、CMを放送できないということは十分に理解できますが、受信料を強制するのは少し違うような気がします。
通常番組はスクランブルを掛けて、重要なニュースのみスクランブルを外して放送する方法をとってもいいのではと思います。
私も含めてNHKが多額の予算を注ぎ込んで、朝ドラや大河ドラマ、紅白歌合戦などを放送している事が理解できない方も多い事でしょう。
勝手に集めた金で面白くもない作品を作るぐらいであれば、もっと有効な活用をしてほしいというのが本音です。
テレビを離れを取り戻す方法
テレビ業界は、テレビ離れが少しでも解消されればと願っていることでしょうが、願っているだけでは更に深刻な状況になることは必然です。
キー局や準キー局の各社は、ネットでの配信を本格化させており、今後も安定的な収益を確保することができるでしょう。
しかし、その他の地方局は自らコンテンツを作っておらず、ネットに切り替える事もできません。
このままでは間違いなく、地方局の存在意義が無くなってしまいます。
それを防ぐためにはテレビ離れを少しでも遅くする必要があります。
テレビの無料化
テレビと言えば無料が当たり前ですが、テレビ本体は安いものでも2万円以上します。
一人暮らしの方であれば、初期費用を抑えるためにテレビを買わないという選択肢もとれ、その結果テレビの必要性を感じなくなり、テレビ離れが進んでしまいます。
それをテレビ局が補助する形でテレビを配ると、テレビ離れを最小限で抑えることができるのではないでしょうか。
また、高齢者の方もお金がない事を理由に地デジ移行が完了していないケースも見かけます。
それも、補助すれば少しでもテレビの視聴率改善に繋がるはずです。
テレビ局の削減
地方局の多くはキー局が制作した番組をただ流しているケースがほとんどだと思います。
正直、それであれば1チャンネルに対して1局である必要は全くないと思います。
1社で全てを担うには万が一の事を考え控えた方がいいですが、2社もあれば十分成り立ちます。
もっというとキー局や準キー局に地方での放送免許を交付すれば、もっと経費の削減に繋がります。
様々な拠点にテレビ局を置く事で災害時などにいち早く状況を伝えられるメリットが無くなってしまいますが、それはNHKが担ってくれています。
テレビ局は質の高い番組で勝負をする時代がきているのだと思います。
まとめ
テレビ離れが進んでいる本当の理由がお分りいただけましたでしょうか。
スマホの普及が叫ばれていますが、それ以外の要素も多く、テレビのあり方自体を変えなければならない時代へと突入しています。
今後の生き残りを掛けた戦いにより、倒産に追い込まれるテレビ局が出てくることは間違い無いでしょう。
この記事を読んでいる方の中にはテレビを見なくなった方も大勢いることでしょう。
この機会に週末だけでもテレビを見る時間を作ってみてはいかがでしょうか。