新型コロナウイルスの影響でほとんどの業界で経済が停滞しています。
特に旅行業界・交通業界・飲食業界などは大幅に業績を落としており、いつになれば回復するのか先が見えない状況です。
実際に大手航空会社ではボーナス全額カット、給与3割減が発表されるなど大変厳しい状況な事が分かります。
冬になるにつれ、さらに厳しい状況になるとも言われており、まさに終わりの見えない闇と言ったところでしょう。
しかし、それとは裏腹に株価はと言うと上がっています。
日経平均はコロナ以前の水準まで戻ってきており、個別に見てもコロナ以前と同水準まで戻っている企業は沢山あります。
どうして、実態の業績と株価が連動しない現象が起きているのでしょうか?
終息後の期待買いが起きている
コロナウイルスの影響により業績が沈んだ企業は、コロナウイルス終息後にその反動を受けて、かなりの業績回復を達成すると考えています。
特に交通業界やテーマパークでは、かなりの期待がされており、その証拠にディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの株価は、コロナウイルス以前の水準まで戻っています。
ただ、実態はと言うと、キャストを解雇しなければ危ないほど危険な状況で、現在はエリア拡張工事に投資をしていますが、長引けば回収すら厳しいのかと思います。
さすがに倒産と言う事は無いでしょうが、終わりの見えない闇の中、期待だけで買うのはかなり危険です。
特に、オリエンタルランドの株価は1株15000円前後とかなり高額なため、リスクも相当あります。
終息後は間違いなく上がると思いますが、今から仕込むのはかなりギャンブルに近い状況だと思います。
お金が余っているから買われている
現在、株が上がり続けている理由の2つ目がお金が余っているからです。
消費が落ち込み個人の預金は増え続けています。
そうなれば、普段は買わないような人が投資信託を買ってみよう、個別株を買ってみようとなるのです。
それにより、需要が高まり株が上がっていると考えられています。
実際に私も普段よりお金に余裕がある事から、株を買いまくっています。
もちろん、大手企業の株は危ないので、最近上場したようなベンチャー企業ばかりですが、かなり買っています。
私と同じように株を買いまくっている人は結構いるようなので、この説も正しいのかと思います。
意図的に株価を釣り上げている
国や金融機関が意図的に株価を釣り上げている可能性も十分にあり得ます。
これだけ、経済が危うくなっているわけですから、せめて株価だけでも安定させておきたいと思うのはどこの国も同じだと思います。
なので、なんとか株価を安定させるために、大量の資金が投入されている可能性はあります。
また、一部の銘柄においてはファンドが上げているような気もします。
それに釣られ、一般人が大量に買ったところで、大きな売りを入れ、更に空売りまで入れて爆益を狙うというシナリオも実際に行われていそうです。
いずれにしても株価は落ちる
ここまで、現在株価が上がっている理由を説明してきましたが、いずれにしても株価は下がると考えています。
それも、急激に下がると思います。
言ってしまえば、今はバブル経済と同じです。
実態は無く、ただ単に株価だけが上がっている状態です。
こんな状況が、いつまでも続くはずがなく、いずれは終わりを迎えます。
ただ、この冬をコロナウイルスの影響なく過ごすことが出来たなら、バブルが弾ける前に実態の経済が追いつく可能性もあります。
しかし、その可能性は極めて低く、個人的には完全に売りのポイントだと予想しています。
今は株を持たないのが一番
先ほど、株を買いまくっていると言いましたが、今は利益が出ている間に全て売ってしまおうと動いています。
理由は、今は株を持たないのが一番だからです。
だからと言って、空売りを仕込むのもリスクがあり過ぎます。
なので、今は大人しくしておきましょう。