東海道新幹線から喫煙ルームが消えない理由とは

東海道新幹線に乗っていると、時々タバコ臭い時がありませんか?

なぜそのような事があるかと言うと、東海道新幹線には喫煙ルームというスペースが設置されているからです。

東海道新幹線ユーザーからすれば驚きでしょうが、JR東日本の新幹線では基本的に列車内は全面禁煙です。

2005年ごろから順次全面禁煙列車の運転を始めて、2007年には特急・新幹線において同社を管轄する列車は完全禁煙になりました。

その後、JR東日本に乗り入れる一部の列車を除いても完全禁煙となり、受動喫煙を完全に止めたと言っても過言ではありません。

これに対して、JR東海は新型車両を投入しまくっているのにも関わらず、全面禁煙には持ち込めていません。

そこで、今回はどうしてJR東海が全面禁煙に持ち込めないのかを考えて見ました。

 

利益が東海道新幹線だけしかない

東海道新幹線は誰もが知る通り、新幹線の中で圧倒的な乗客数を誇っています。

そのため、JR東海の収益の9割は東海道新幹線に頼っている状況です。

航空機との競争が激化する中で、少しでもビジネスマンに利用をしてもらうために喫煙スペースを設けざる得ないのです。

もし、喫煙スペースをなくした事により、お客様が航空機に流れた事を考えると、JR東海の存続にも関わる事なので、当たり前と言えば当たり前の選択です。

 

家族連れより、ビジネスマンの割合が高い

次にあげられる理由として客層の違いがあります。

JR東日本の特急や新幹線は、観光を目的とした利用が多いのに対して東海道新幹線は圧倒的にビジネス目的が多くなっています。

そのため、喫煙者の割合が多くなり、喫煙ルームの設置自体に不快を感じる人が少ないと言えるでしょう。

 

今後廃止の可能性はあるのか?

東海道新幹線での喫煙ルーム廃止の可能性があるのかと言いますと、ゼロではないと言えるでしょう。

と言うのも、JR東海では2020年に700系の運転終了が決定しています。

それに伴って、東海道新幹線から喫煙席が完全に消えます。

その勢いに乗って、新しいN700系Sでは喫煙ルームの設置が見送られると言ったサプライズもあるかもしれません。

極めて低いですが、これだけ禁煙者が増えている現代ではゼロではないと言う判断が正しいでしょう。

また、リニアに関してはさらに乗車時間が短くなるため全面禁煙の可能性は高いと予想されます。

禁煙者にとってタバコほど迷惑なものはありません。

受動喫煙防止条例や法改正によって公共施設はもちろん、飲食店でも完全禁煙が実現しようとしています。

オリンピックまでには喫煙者にとって住みにくい国となっていくでしょう。

タバコは健康的にはもちろん、金銭的にもかなりの負担がかかります。

ぜひ、この機会に禁煙を始めてはいかがでしょうか。

3 COMMENTS

匿名

この記事を書いた記者は旧国鉄の債務を誰が払ってるのか知らないんだろうな。
それを知っていたら喫煙車も喫煙室も本来は廃止できない。
東海以外のJR各社は旧国鉄の債務を支払ってくれている喫煙者に対して感謝しているからこそ、分煙はすれど廃止することは無い。

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