東海道新幹線は一回の運転でどれほど稼ぐのか?

日本一過密な高速鉄道といえばJR東海の運営する東海道新幹線です。

なんと1日350本以上もの列車が走り約40万人を運んでいます。

そんな事もあり、JR東海の2017年の売上は1兆7000億円を超えており、JR東日本に次いで日本で2位の鉄道会社になっています。

 

新幹線1本ではどれぐらい稼ぐのか?

1年間で稼ぐ金額は1兆7000億円ととてつもない金額ではありますが、1運行にしてみるとどれぐらいの売上を出しているのでしょう。

単純に1兆7000億円を365日で割ると約47億円になります。

そしてそれを、350本で割ると約1300万になりますが、これでは不十分です。

理由は1兆7000億円の中には在来線であったり、そのほかの売上も全て含まれているからです。

ですので、今回はある仮定を考えて計算してみました。

 

計算に使用する前提条件

のぞみ号:東京発〜新大阪行き下り列車(ビジネス利用が主な曜日・時間帯)

乗車定員:1323人(普通自由席250席、普通指定席873席、グリーン席200席)

子どもの利用は全体の5%と設定して、半額の値段を適用します。

※通常ではグリーン車に子ども料金はありませんが、この計算では一律5%分を半額とします。

※山陽新幹線への乗り換えはないものとします。

 

東京駅

【IN】東京駅からの乗車人数630人(乗車率47.6%)

内訳:普通自由席190人、普通指定席400人、グリーン席40人

 

品川駅

【OUT】品川駅での降車人数0人

内訳:普通自由席0人、普通指定席0人、グリーン席0人

 

【IN】品川駅からの乗車人数380人 合計乗車人数1010人(乗車率76.3%)

内訳:普通自由席50人、普通指定席300人、グリーン席30人

現在の合計乗車人数:普通自由席240人、普通指定席700人、グリーン席70人

 

新横浜駅

【OUT】新横浜駅での降車人数50人

内訳:普通自由席45人、普通指定席5人、グリーン席0人

東京駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席10人、普通指定席1人、グリーン席0人

品川駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席35人、普通指定席4人、グリーン席0人

 

【IN】新横浜駅からの乗車人数100人 合計乗車人数1060人(乗車率80.1%)

内訳:普通自由席20人、普通指定席70人、グリーン席10人

現在の合計乗車人数:普通自由席215人、普通指定席765人、グリーン席80人

 

名古屋駅

【OUT】名古屋駅での降車人数514人

内訳:普通自由席145人、普通指定席340人、グリーン席29人

東京駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席120人、普通指定席150人、グリーン席15人

品川駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席10人、普通指定席150人、グリーン席10人

新横浜駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席15人、普通指定席40人、グリーン席4人

 

【IN】名古屋駅からの乗車人数500人 合計乗車人数1046人(乗車率79%)

内訳:普通自由席130人、普通指定席335人、グリーン席35人

現在の合計乗車人数:普通自由席200人、普通指定席760人、グリーン席86人

 

京都駅

【OUT】京都駅での降車人数355人

内訳:普通自由席55人、普通指定席275人、グリーン席25人

東京駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席25人、普通指定席100人、グリーン席15人

品川駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席2人、普通指定席80人、グリーン席5人

新横浜駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席2人、普通指定席5人、グリーン席1人

名古屋駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席26人、普通指定席90人、グリーン席4人

 

【IN】京都駅からの乗車人数30人 合計乗車人数731人(乗車率55.2%)

内訳:普通自由席30人、普通指定席0人、グリーン席0人

現在の合計乗車人数:普通自由席175人、普通指定席495人、グリーン席61人

 

新大阪駅

【OUT】新大阪駅での降車人数731人

内訳:普通自由席175人、普通指定席495人、グリーン席61人

東京駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席35人、普通指定席149人、グリーン席10人

品川駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席3人、普通指定席66人、グリーン席15人

新横浜駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席3人、普通指定席25人、グリーン席5人

名古屋駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席104人、普通指定席255人、グリーン席31人

京都駅から乗車の内訳:内訳:普通自由席30人、普通指定席0人、グリーン席0人

 

売上表

売上表をご覧いただいてわかる通り、一回の運転で稼ぐ金額は1600万円を超えてしまいました。

これでは先ほどのJR東海の売上が東海道新幹線だけと考えた時より多くなってしまい矛盾が発生してしまいます。

 

実際はもっと少ない

矛盾を解くには、売上の計算だということを理解しなければなりません。

東海道新幹線の切符を売っている会社はJR東海だけではありません。

JR各社や旅行代理店なども販売しています。

JR東海の窓口以外で売れた切符は手数料を差し引いた金額が売上になります

なので、たとえ1万円の切符を売っていたとして手数料が10%であれば、9千円しか売上として計上できません。

また、EX予約や学割、定期などは正規の料金よりも安く売っているので、それを考慮していない今回の計算では高く試算されるのも当たり前なのです。

 

1回の運転では900万円ぐらい!?

販売手数料や割引を考えると1回の運行でJR東海が得る売上は900万円ぐらいではと思います。

今回の試算では乗車率も高く仮定している点、売上の高い「のぞみ号」で計算している点を踏まえると平均金額は6割程度しかないと考えられます。

それでも、十分すぎる売上で、ここから経費を引いたとしても年間で3000億以上の利益を出しています。

これだけの利益があれば、単独でリニアを作ろうと思うのも納得です。

さすが、日本の技術最高峰と言われるだけあって、売上も最高峰でした。

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