数年前に日本でスタートし、今では多くの人が利用する「音楽聞き放題サービス(通称:サブスクリプション型音楽聞き放題サービス)」。
開始当初は有名アーティストの参加が少なく、魅力の少ないサービスでしたが現在では多くのアーティストが参加するようになりました。
例えば、椎名林檎・松任谷由実・ポルノグラフィティ・ファンキーモンキーベイビーズ・Mrchildren・ももいろクローバーZ・福山雅治・宇多田ヒカルなどなど、本当に多くのアーティストがサブスクリプションの解禁に踏み切ってくれています。
おそらく、この流れは今後も続くと考えられ、星野源・コブクロ・aiko・米津玄師・back number・BUMP OF CHICKENなどなども解禁しそうな予感です。
そこで、今回は音楽聞き放題サービスが本当にお得なのかを考えてみました。
月額1000円だからCD1枚以上で元が取れる!?
現在、音楽聞き放題サービスの値段は提供元により異なりますが月額1000円程度が主流となっています。
つまり、月に1枚以上のCDを買う人にとってはお得なサービスと言えます。
ダウンロードに置き換えると4曲です。
こう見ると、聴き放題サービスがいかにお得なのか分かると思いますが、これだけで判断してはいけません。
アナタの音楽の楽しみ方はどれか?
①最新曲を含め様々な曲を楽しみたい
②特定のアーティストや曲などだけを楽しみたい
大きく分けると、上記の二つのどちらかに当てはまるはずです。
そして、聴き放題サービスを使うべき人は①です。
理由は、②の人が聴き放題サービスを使うと割高になってしまうからです。
②の人のシミュレーション
特定のアーティストや曲を好んで聴いている人でも最新曲が欲しいと思います。
仮に1ヵ月に4曲ずつ購入したとします。
その場合、月々1000円の出費となり一見、聴き放題の方がお得に見えますが実際は違います。
理由は、そのダウンロードした曲は生涯において聴く権利があるからです。
1年経つと、48曲のダウンロードファイルが端末に存在する事になります。
そこから、最新曲への興味がなくなった場合、出費ゼロで48曲を永遠に聞くことが出来るのです。
もし、聴き放題サービスを利用して、48曲を楽しんでいたとすればどうでしょうか。
聴き放題の場合は、あくまでも月額料金を払っている期間だけ聴く権利があるサービスなので、最新曲に興味がなくなったとしてもお金は払い続けなければなりません。
これが、聴き放題サービスの落とし穴と言えるでしょう。
聴きたいアーティストが配信されているかも重要
とにかく色々なアーティストの音楽を聴きたいけど、その中でも「嵐」の曲をメインで聴きたいという人は、聞き放題サービスを利用しない方が良いでしょう。
理由は、嵐の曲が一曲も配信されていないからです。(2018年11月現在)
もちろん、嵐以外の曲は聴き放題で聴いて、嵐の曲はCDで取り込むという方法もありますが、おそらくその場合、聴き放題をほとんど利用せずに、ただお金を払っている状況になってしまうと思います。
だったら、聴きたい曲だけをダウンロードしていく方が割安になると思います。
結論:飽きやすい人にはお得
音楽聞き放題サービスを利用してお得になるのは「飽きやすい人」です。
私の場合は、気分によって聴きたいジャンルが大きく異なり、Jポップを聴いたり、クラシックを聴いたり、洋楽を聴いたり、合唱曲を聴いたりと、本当に色々聞いています。
月にすると100曲以上は間違いなく聴いています。
なので、月々1000円以上の価値を楽しんでいると言えるでしょう。
しかし、同じ曲を聴いていても飽きない人は、本当に勿体ないサービスになってしまいます。
聴き放題サービスを使うかで迷っている人は、自分が飽き性なのかを基準に決めると良いでしょう。
もちろん、無料で使えるキャンペーンもあるので、そちらも体験してみて下さい。
全部の業者の無料体験を使えば約1年は無料で使えるはずです。
業者によって違うのか?
最後にサービスによって配信内容が異なるのかと疑問に思っている人も多いでしょう。
AppleMusic・GoogleMusic・AWA・LINEMusic・Spotify・レコチョクbest・kkbox・楽天Musicなどなど色々ありますが、基本的な配信内容は同じです。
たまに独占配信もありますが、本当に稀な事なので気にする必要はありません。
それよりも、インターフェース(アプリ)の使いやすさを重視してサービスを選ぶべきです。
そのために、無料お試し期間と言うものもあります。
個人的にはLINEMusicがシンプルで使いやすいと感じていますが、世間的にはAWAやAppleMusicが人気を集めています。
ぜひ、ご自身で確かめて、自分にあったサービスをお選びください。