中国では電子マネーの普及率が90%を超えている事をご存知ですか?
アリババの提供する「アリペイ(支付宝)」とテンセントの提供する「ウィーチャットペイ(微信支付)」が二大決済サービスとして確立しています。
理由は偽札が横行しており、誰もが現金を信じれなくなっているからだそうです。
今後もこの流れはさらに進み、現金を使う人は少なくなっていくでしょう。
しかし、中国への旅行者はどうなのでしょうか。
今回は中国旅行で体験した現金事情をお話しします。
日本人でも電子マネーに登録できるのか?
2019年1月現在ではテンセントの提供する「ウィーチャットペイ(微信支付)」は日本人でも利用することが出来ます。
しかし、チャージする為には中国国内の銀行が必要で実用的ではありません。
ただ、全く使えないかと言うとそんな事はなく、主に2つの方法でチャージが可能です。
①中国人にお金を送ってもらう
②ポケットチェンジで変換する
①は中国人の友達がいれば余裕だと思います。
②は羽田空港や渋谷のドン・キホーテ等に設置されている外貨を電子マネーに変換する機械を利用する方法です。
本来は余った外貨をSuicaなどに変換する機械ですが、日本円からウィーチャットペイにも変換する機能があります。
これを使えば、中国の銀行口座がなくてもウィーチャットペイにチャージする事が可能です。
変換は手数料が高い
ポケットチェンジを使えば変換する事ができるのですが、デメリットが二つあります。
一つ目が手数料です。
おおよそ12%程度の手数料がかかる上に、レートも良くないので現金で元に変えるより損をしてしまいます。
二つ目は日本でしかチャージ出来ない事です。
ポケットチェンジは日本にしか設置されていないので、中国に行く前にチャージをする必要があります。
ただ、チャージしたお金は戻って来ず、日本での買い物にウィーチャットペイで支払うことは出来ません。
つまり、ある程度使う金額を予想しなければならないと言うことです。
この2点からウィーチャットペイを利用する事はお勧めしません。
普通に現金が使える
中国に到着して驚いたのが普通に現金が使える事です。
どうやら、観光客の9割は普通に現金を使っている様子です。
なので、無駄にウィーチャットペイに登録しなくても十分に楽しめます。
ただ、クレジットカードには気をつけてください。
VISAやMasterCardが利用できないお店が意外と多くあります。
もし、現金をあまり持ちたくないのであれば中国のカードブランド銀聯カードをお勧めします。
これさえ持っていれば、ほとんどのお店で使用可能です。
こちらは、日本人でも普通に作れますのでご安心ください。
ウィーチャットペイは超便利
私は中国旅行でウィーチャットペイを準備していきましたが、めちゃくちゃ便利でした。
普通のお店はもちろん、小さな屋台のようなお店も、タクシーも電車も全てウィーチャットペイが使えました。
日本ではまだまだ始まったばかりのQRコード型の決済サービスですが、おそらく今後は中国を追随していくのだろうと思います。
ぜひ、数年先の未来を体感したいのであれば、少し損をしてでもウィーチャットペイを使ってみてください。