2021年1月21日現在、日本全国における累計感染者数は35万人を超えました。
新型コロナウイルスが国内で初確認されてから1年で35万人もの人が感染したのですから、大変な事態になっているのは確かです。
しかし、これからの1ヶ月でさらに大変なことが起きようとしています。
新型インフルエンザと新型コロナウイルスの死亡率の違い
本題に入る前に、新型インフルエンザと新型コロナウイルスの死亡率の違いを見ていきましょう。
ご覧のように、新型インフルエンザの日本における死亡率は0.02%です。
それに比べて、新型コロナウイルスの死亡率は1.4%とかなり高いことがわかります。
感染者数だけで言えば、新型インフルエンザは毎年1000万人以上が感染するので、新型インフルエンザの方が強いように思ってしまいますが、死亡率を見ると、全く別物で何十倍も何百倍も恐ろしいウイルスだということがわかっていただけると思います。
新型コロナウイルスの感染者数が爆発的に伸びる
さて、本題に戻しますと、これからの1ヶ月は新型コロナウイルスの感染拡大が大変なことになります。
というのも、Googleが行なっている新型コロナウイルスの感染予測はご存知でしょうか。
AIを使って、今後の感染者数・死亡者数などの予測を出しているのですが、その結果なんと、1月21日から2月17日までの28日間で、新たに17万人の新規感染者が出ると発表したのです。
これまでの1年間で35万人という数字からは想像できないほど大きな数字です。
昨年、半年かけて感染した人数を、たった1ヶ月で感染させてしまうのですから恐怖でしかありません。
緊急事態宣言が出されているにもかかわらずこのような予測が出るということは、それだけひどい状況になってしまったことが言えるでしょう。
もう少し早く、緊急事態宣言を出せていれば未来が変わったのかと思うと、政治判断が本当に正しかったのか疑問が残ります。
死亡率が上がる
さらにすごい予測をしているのが、死亡率が上がるということです。
ご覧の通り、17万人の感染者に対して、死亡者数は4600人です。
つまり、死亡率が2.7%に、上がっているということです。
実際、直近の死亡率は上がってきており、この予測が的外れということは考えにくいでしょ
関西圏ではもっと大変なことになる
Googleの予測データは都道府県別のデータも開示されているのですが、それを見ると関西圏が大変なことになりそうです。
もしかすると、大阪府・兵庫県で医療崩壊を起こすかもしれません。
というのも、東京都の新規感染者数が27000人に対して、大阪府の新規感染者数が20000人、兵庫県の新規感染者数も同じく20000人程度と予測しています。
ここまでは人口差があるので、当たり前の予測なのですが、ビックリしたのが死亡者数です。
東京都の死亡者数が561人に対して、大阪府の死亡者数が948人、兵庫県の死亡者数が778人となっています。
新規感染者数も、人口も少ないのに死亡者数だけが多いというのは、完全に医療崩壊を予測しているとしか言えないでしょう。
実際に、関西圏では、医療崩壊の始まりが見えてきており、このまま拡大すると、間違いなくGoogleの予測通りに進みます。
関西圏でも、緊急事態宣言が発令され、食い止めるための処置を行なっていますが、どこまで効果を得られるかは未知数です。
Googleの予測は本当に当たるのか?
さて、ここまでGoogleの予測するデータをもとに、解説を進めてきましたが実際に、現実となるのでしょうか。
確率としては、かなりの、高確率で現実になるでしょう。
しかし、Googleの予測するデータが絶対に正しいとは限りません。
その証拠として、Googleは、1月20日から2月16日までの28日間で23万人を超える新規感染者数を予測しましたが、翌日の1月21日から2月17日までの28日間予測では17万人に下方修正してきました。
このように、日々のデータをもとに予測をしているので絶対に当たるとは言えません。
しかし、先ほども言ったように的外れな数字ではないので危機感を持って行動することは大切です。
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