アメリカの大統領選も終わり、まさかの逆転劇で個人的には相当楽しませていただきました。
というより、FXを普段やっているのですが、流石にこの日は取引を控えなきゃと思い、ノーポジションで見ているだけがどれだけ楽しい事か。
事前の予想ではクリントン氏の圧勝が予想されていたのですが、どうしてこのような結果になってしまったのでしょうか。
メール問題が敗因?
大統領選中にクリントン氏が国務長官時代に私用メールを使用したことが問題となりました。
これにより、クリントン氏の支持率が落ち始め、トランプ氏の巻き返しが始まり、トランプリスクが世界の投資家で騒がれ株安、ドル安の動きに変化していきました。
しかし、投票が始まる直前ではクリントン氏の勝利観測により、株高、ドル高へと動きが変わっていきます。
この事から、メール問題は直接的な敗因ではないと私は見ています。
もし、これが敗因だとすれば、勝利観測などされるはずがありません。
アメリカ国民がギャンブルに出た
トランプ氏が勝てたのはアメリカ国民が今世紀最大のギャンブルに出たからです。
政策の不透明さから不安ではありますが、不動産王になった実績はあります。
少なくともお金目的で大統領になりたいと思った事はないでしょう。
それに比べて、クリントン氏は政治家経験も豊富で今まで通りのルールブックに沿った政策を進めていくと考えられます。
その結果は見えており、任期が終わる4年後も特に変わりなく、不景気のまま終わっているはずです。
ギャンブルの結果は負け?
ここからは、未来の話なので予想でしかありませんが、アメリカ国民によるギャンブルの結果は負けることになるでしょう。
理由は簡単で、トランプ氏の勢いは最初だけだと考えられるからです。
皆さんもご存知の通り、国を動かしているのは政治家ではなく、官僚たちです。
その官僚を動かしているのが政治家なのですが、トランプ氏の場合は、初めの勢いは良くても、そのうち官僚任せになっていくと思います。
そうなると見えているのは、今まで通りのルールブックに沿った政策しかありません。
負けではないとしても、勝つことは0に近いと思っています。
クリントン氏が当選していたら?
クリントン氏が当選していた場合は、一時的に景気は良くなったはずです。
しかし、それはあくまでも一時的であり、トランプ氏のリスクが回避できた喜びに過ぎません。
まぁ、投資家としては一番読みやすい値動きをすると思うので、勝ちやすかった事には間違いないですが。。。
ドル高になっているし、期待してる?
トランプ氏の優勢が報道されたときは、一時的に101円台までドル安になりましたが、当選確実の報道が流れてからは、ドル高へと方向転換をしています。
これは、政治家がアメリカ経済に期待をしている表れだと言えます。
さすがに、トランプ氏の勝利でご祝儀相場はあり得ないので、これからが期待です。
ただ、暴落するときも早いと思いますので、くれぐれもタイミングを間違って投資しないようにお気を付けください。
とりあえず、個人的な取引は当分の間、控えておきます。