近年、本業のお給料以外に収入をと考え、株やFXを始めるサラリーマンの方が増えているようです。
私も、サラリーマンでどちらの経験もあるのですが、多くの人は調べた結果、少資金で多くの利益が得られるFXを選択するようです。
しかし、実際は勝てないケースがほとんどで、お金を増やすどころか借金を増やしてしまったという方も少なからずいます。
そこで、今回は、株もFXも経験のある私から、どちらを選択するのが正解なのかアドバイスを出来ればと思います。
10万円以上100万円以下で夜の時間が空いている
準備できる金額が10万円以上50万円以下で夜の時間が空いている方はFXがお勧めです。
理由は、株を買おうと思っても、100万円未満ですと、大して購入できず、大手と呼ばれる企業では、数えきれるほどしか、選択肢がありません。
その点、FXであれば最大で持ち金の25倍までの取引が可能で10万円しか用意できなくても、250万円分のドルやユーロが売買できます。
また、株と違い基本的に平日であれば24時間取引が可能なので、日中は仕事のサラリーマンでも、夜の取引が可能です。
やり方次第では給料を越すような利益を出す事ができるので、まさに副業と言えるでしょう。
100万円以上の資金を用意できる
100万円以上の資金が用意できるのであれば、株取引をお勧めします。
一株あたりの価格が高い企業であれば、難しいですが100万もあれば、それ相当の企業の株が千株以上購入可能です。
千株の場合、1円動いて1000円の変動ですので、少ないと感じる方もいると思いますが、そんなことありません。
配当金や株主優待もあるので、損切りや倒産がない限り、負けは確定されませんし、1日で大きな損失を出さないということは、長期的な運用も可能ということです。
株はFXのように24時間取引出来ませんので、日中働いているサラリーマンでは長期運用しか方法がありません。
資金が大量に用意できるのであれば、間違いなく株を選ぶべきだと思います。
当てはまらない場合はやるべきではない
今回、二種類のパターンでご紹介しましたが、ここに当てはまらない場合はやるべきではないと考えています。
まず、資金面では10万円以下で始めている人で勝っている人を見た事がありません。
同じ1万円の損失であっても、資金100万のうち1万円がなくなるのと、5万のうち1万円がなくなるのでは、精神的ダメージが大きく違うはずです。
投資とは、結局のところ精神的ダメージと戦いです。
負けを確定するときのダメージは、本当に辛い瞬間です。
また、利益が出た瞬間に利確をしてしまう人も、精神的に弱い方だと思います。
こういった、精神的な要因で勝つためには十分な資金力が必要なのです。
これは株もFXも同じです。
ですので、上で紹介した2パターンに当てはまらない方は、ぜひ株やFXの世界に入らないでいただきたいです。
私も、少資金から始めて本当に痛い思いを何度も繰り返しました。
最低でも10万円以上の余力資金を準備してから始める事を強くお勧めします。