ブログを始めようとした時、一番最初に迷う事がどのプラットフォームを使って運営していくかという事です。
多くの方が「WordPress(ワードプレス)」か「ブログサービス(アメブロ・シーサーブログなど)」のどちらかを選択すると思います。
WordPressの他にも、「Joomla!」、「Movable Type」、「OpenPNE」、「XOOPS」、「Drupal」などなどの無料で使えるCMSが存在します。
ただ、CMSを利用してブログを運営するのであれば、圧倒的なシェアを誇るWordPressを選択するのが一番だと思います。
そこで、今回はWordPress(CMS)とブログサービスの長所と短所をまとめ、どちらを選択するのが正しいのかを考えていきます。
WordPressの長所と短所
このブログ自体も、見る人が見れば一発で分かると思いますが、WordPressで運営されています。
一時的に別のCMSで管理する事もありましたが、使いやすさや日本語でのサポート、プラグインの豊富さを考え、WordPressに落ち着いた経緯があります。
それでは、思いつくだけの長所と短所を見ていきましょう。
長所
1、カスタマイズが自由自在にできる
デザイン面や機能面において、カスタマイズが容易にできます。
特にWordPressでは様々なプラグインと呼ばれる後付けのソフトが用意されており、大規模な会員制サイトや特殊なサイトも運用可能です。
とにかく、色々な機能をつけたり、デザイン面でこだわりたいのであれば、WordPress(CMS)を使う方が良いと思います。
2、独自ドメインで運営ができる
独自ドメインで運用ができるということは、あなたのブログをブランドにする事が出来るという事です
ブログサービスですと、無駄に長いドメインを強要され、例えファンになってもらっても覚えてもらえることは少ないでしょう。
それに比べ、独自ドメインで運営できれば、わかりやすいく覚えやすいドメインを設定できて、直接URLを入力して訪れてくれるユーザも出てくる事でしょう。
おそらく、あなたもYahoo! JAPANやGoogleのドメインを暗記しているのではと思います。
それと同じ事がブログでも起これば、長期的に見ると大きなメリットになります。
ただ、ブログサービスでも一部、独自ドメインで運用可能な場合がありますので、どうしてもブログサービスを使いたい場合は独自ドメインが利用可能なサービスを探すことをオススメします。
3、運営元のサービス変更や休止によるリスクがゼロ
ブログサービスを利用していると、突然にサービスの変更や休止により、継続が難しくなる事があります。
特にサービスの終了などになれば、ブログだけで生計を立てている人にとって、死活問題になります。
それを避ける為にも、収益を求めて運営するのであれば、絶対にサービスを終了しないWordPress(CMS)を使う方が心配ゼロで運営できるのではと思います。
4、収益化(広告の貼り付け)に制約がない
ブログサービスを利用する場合、一部のアフィリエイトしか使えなかったり、広告を貼り付ける場所に制限があったりと、制約が多くあります。
この制約があることで、思ったように利益が出なかったり、そもそも収益化の禁止だったりする場合があるので、自由にしたいのであれば、WordPress(CMS)を選ぶのが一番でしょう。
短所
1、多少なりコストがかかる
WordPressや他のCMSで運用する場合は、サーバー代やSSL取得費、ドメイン管理費などお金がかかります。
どんなに安くしても月々100円以上の出費が発生してしまうので、そこにリスクを感じるのであれば、無料のブログサービスをオススメします。
また、アクセス数が多くなるとサーバーの強化も必要で更にコストがかかる事もあります。
2、初期設定やカスタマイズで最低限の知識が必要
WordPress(CMS)での運営は多少なり、専門的な知識が必要になります。
ただ、最近ではインストールが簡単なサーバーが増えており、普通のブログとして運営するのであれば、それほど難しいと感じる事はないのかなと思います。
運営していくうちに、HTMLやCSS、PHPの技術も身につくと思うのでそれほど、気にする短所ではないと思います。
3、SEO面で不利になる事が多い
出来たばかりのサイトでは、検索エンジンに認識される事が少なく、SEO面で苦戦する事が考えられます。
アメブロやシーサーブログであれば、これまでに様々な人が積み上げてきた実績により、いきなり上位に表示される事も少なくありません。
ただ、長い年月で見れば、気にすることではないと思います。
4、アクセス数ゼロの期間が長くなる事が多い
ブログサービスの場合は、トップページに新着ブログとして表示されたり、そのブログサービスが行うイベントなどで、いきなりアクセスを獲得する事が出来ますが、WordPress(CMS)の場合はそうはいきません。
例えていうのであれば、ブログサービスがショッピングセンターに出店するイメージで、WordPress(CMS)は畑しかない田舎に出店するようなものです。
人気が出れば、それを目当てに訪れてくれますが、人気になるまでは誰にも気がつかれない事になります。
ブログとは誰かに読んでもらう為に書いていると思いますので、始めてから数ヶ月間アクセスがゼロの状態を耐えれるほどの精神力が必要となります。
5、サポートが不十分
WordPress(CMS)の場合は基本的に有志が作ったプログラムを利用させていただいている形になるので、サポート体制がお世辞にも充実とは言えません。
特にWordPress以外のCMSでは、日本語による解説も少なく、英語が読めないと進めない事もあるようです。
ただ、基本的にはGoogleで困っている事を検索すれば、解決方法が出てくるので問題ないと思います。
迷ったらWordPressで運営を選ぶべき
ブログサービスの長所と短所は、WordPress(CMS)の長所と短所の真逆となります。
それぞれに、良い部分もあり、悪い部分もありますが、収益化を狙うのであれば、WordPress(CMS)を選択するのが一番でしょう。
特にブログだけで飯を食うのであれば、他人の事情に左右されては、いきなり利益がゼロという事もあります。
とにかく、ブログで食っていく為には、ブログをブランドにする必要があります。
ぜひ、今からブログを始めようとしている方は、多少の金銭的リスクがあってもWordPress(CMS)を利用する事をオススメします。