世の中には仕事が出来る人と出来ない人、どちらでもない人の三種類がいます。
割合的には2:6:2と言われており、どちらでもない人が6割と大部分を占めています。
基本的にどちらでもない人は可もなく不可もなくなので、会社においても便利屋になりやすく、特に文句を言われる事なく平凡な日常を過ごせるでしょう。
問題なのが仕事のできない2割です。
残念ながらこの2割は赤字社員と言われています。
そこで、今回は出来る2割と出来ない2割の違いがどこにあるのかを考えてみました。
とにかく仕事のスピードが違う
2者の普段の仕事ぶりを観察していると明らかに仕事のスピードが異なることがわかります。
例えば営業であれば、テレアポで電話を一件かけるにも出来る人と出来ない人では全くスピードが違うのです。
出来る人は次々と電話をかけるのに対して出来ない人はとにかくパソコンとのにらめっこが多すぎます。
確かにどの様な話をすれば食いついてくれるか、過去にどんな事を話したかなど前情報は大切ですが、そこまで慎重になる必要はありません。
そもそも、出てくれるかも分からない状況で念入りに前情報を確認しても全く意味がないのです。
前情報など、コール中に確認するぐらい適当なのが望ましいでしょう。
もちろん、製造の現場でも同じです。
ミスをなくそうと、丁寧な作業をしている人ほど、仕事が出来ない割合が高いです。
とにかく、仕事が出来る様になりたければ、スピードを重視することが一番です。
質が落ちるのはいいのか?
スピードを重視してしまうと、どうしても仕事の質が落ちてしまいます。
そうなると、お客様を怒らせたり、製品の品質に問題が発生するなどトラブルがあるかもしれません。
しかし、よくよく考えると遅い人ほどミスが多いのではないでしょうか。
遅い=質がいいではなく、覚えていないや慣れていない証拠です。
コンビニやスーパーのレジでも経験があるかもしれませんが、遅い人ほどお釣り間違えが多かったり、スキャンがちゃんと出来ていない事が多いです。
私の経験から間違いなく速い=質が落ちるは誤りだと思います。
仕事のスピードを速くするには
仕事が遅いといっても、向いている・向いていないがあるので仕方がないという人もいます。
確かに仕事には向き・不向きがあります。
それは否定しません。
しかし、遅い人は仕事を覚えていない事がほとんどです。
しっかり仕事を覚えていれば瞬間的な動作が取れるはずです。
では、どうすれば仕事が覚えられるのかという疑問も発生するでしょう。
それは、とにかく経験を積むしかありません。
家に帰ってまで仕事をしろとは言いませんが、家にいてもイメージトレーニングぐらいは出来るでしょう。
おそらく、仕事のできる人の9割はイメージトレーニングや家で練習を繰り返しているはずです。
全員がやっていると思うと、あなたもしないといけないと思えるはずです。
ぜひ、そう思ってイメージトレーニングをお風呂に入っている20分間程度でもいいのでするようにしてください。
先輩に聞くのも成長への一歩
仕事の出来ない人の特徴は、出来ない事を周りに言わない人が多いです。
恥ずかしいのか、覚えたくないのか、やる気がないのかわかりませんが、出来ないのであれば聞くのは仕事において当たり前の事です。
忙しそうな先輩に聞くのは申し訳ない気持ちも十分に理解できますが、聞かれて教えない先輩などいません。
もし、教えない先輩がいたとしたら、それは仕事が出来ない先輩です。
もちろん、聞く相手を間違えれば教えてくれないというか、教えられない事もあるので、そこの判断は間違わないようにしてください。
以上が仕事の出来る人と出来ない人の大きな違いです。
とにかく、この世の中はスピードが命です。
どんな事も素早く行動して、時間に余裕を持ちながら生きていきましょう。