YouTubeの認知度も広まり、YouTube上に広告を掲載する企業も増えてきました。
YouTubeには大きく分けて3つの広告タイプがあるのですが、どの広告も1回あたり10円~100円前後と格安で使いやすいと言うメリットがあります。
しかし、本当に効果があるのかと疑問を持っている企業も多い事でしょう。
そこで、今回はYouTubeを1日5時間は視聴しているヘビーユーザー視点からYouTube広告の効果について考えてみたいと思います。
ほとんど効果がない
結論から言ってしまうと、ほとんど効果が無いと思います。
理由はこれまで一度もYouTube広告をきっかけに行動をしたことがないからです。
ただ単に、邪魔だなと思って毎回見ていますし、広告が非表示になるYouTubeプレミアのお試し中は本当に快適にYouTubeを楽しんでいました。
従って、私の中ではYouTube広告に意味はありません。
実際に何人かにYouTubeの広告についてアンケートをしたところ、ウザいという声も多く、YouTube広告を出稿している企業の評価が下がった人もいました。
つまり、YouTubeに広告を出すのはデメリットも存在すると言う事です。
効果があると言う声も
では、全く効果がゼロかと言うとそんな事もありません。
企業名や商品名の知名度を上げると言う意味では十分効果を発揮できると思います。
また、リターゲティング広告により、その情報を欲しがっている人に絞り込んだ広告運用であれば十分効果が出せると思います。
しかし、多くの企業は絞り込みの精度が弱く、まだまだ多くの課題が残っています。
使い方次第では、効果を十分見込める広告媒体ではありますが、現時点ではまだまだ分析されていない部分もあるので個人的には使うべきではないと思います。
ユーチューバーに依頼するのは効果アリ
YouTubeで広告を出したい場合は、YouTube広告を使うのではなく、ユーチューバーに直接依頼をして動画内で紹介をしてもらうのが一番効果的です。
いわゆる、案件動画と言うやつです。
こちらは、好きなユーチューバーが紹介している事もあって、ウザいと思われる事は少ない傾向にあります。
もちろん、あまりにもヤラセ感が強い動画になってしまうと、「残念」と思ってしまいますが、自然な形で商品を紹介できれば十分な効果が発揮できます。
コツとしては、ユーチューバーに指示を出さない事です。
企業側が宣伝をしてほしいあまりに、指示を出し過ぎてしまうと本来の良さが全く無くなってしまいます。
なので、企画から商品の紹介方法まで全てユーチューバーに任せるのが一番です。
その結果、あまり商品が紹介されていなくても仕方ありません。
多くの場合は、それでも商品認知度が上がり一定の効果が得られると思います。
案件動画は高いと言うデメリットも
案件動画はタレントに依頼をしてCMを作るのと同じ感覚なので、1本あたりそれなりの金額が必要です。
一般的に知られている金額が登録者1人当たり1円です。
つまり、100万人の登録者を抱えるチャンネルで1本の動画を作ってもらうには最低でも100万円は必要です。
ただ、現在はもっと高くなっているのが事実です。
事務所を介しているので、マージンもありますし、登録者に関係なく再生数の多いチャンネルもありますし、本当に様々な要素が考慮されて値段が決まっていきます。
なので、トップユーチューバーと呼ばれる上位100位に入るような人に依頼する場合は、少なくとも3000万円~500万円は必要なのかと思います。
中小企業がYouTube広告で成功するには?
大企業の場合は潤沢な予算があるので、ユーチューバーに案件動画を依頼するのが一番効果を得られやすいと思います。
しかし、中小企業の場合、YouTube広告を利用するしかYouTubeに広告を掲載する手段がありません。
では、どうするかと言うと、5秒のスキップ出来ないタイプの広告で社名や商品名だけを宣伝するのが一番です。
その上で、WEBサイト上に表示されるテキスト広告やディスプレイ広告などを利用して、購買行動に繋げるのが一番です。
と言っても、素人には難しいと思いますし、しっかり戦略を立てなければ無駄に広告費だけ掛かってしまいます。
なので、これを実践する時は広告のプロにお願いしてください。
もし、近くに広告のプロがいない場合は当サイトでも運用代理を行っていますのでお問い合わせよりご相談ください。