佐賀県の名物と言えば遺跡や有田焼などありますが、食べ物も美味しいものばかりです。
そこで、是非とも知っておきたい佐賀の「美味しい名物」について紹介していきます。
シシリアンライス
佐賀で近年知名度が上がっているのが「シシリアンライス」という料理です。
まだまだ沖縄の「タコライス」のように全国区では無いですが、作り方が簡単なため家庭料理にも浸透し始めているのです。
材料はお米・牛肉・トマト・レタスなどが基本で、見た目はタコライスと似ています。
最大の違いはサルサソースでは無く、牛肉を焼き肉のたれのような味付けで仕上げているのであまり辛くない事です。
市販の焼き肉のたれやマヨネーズを使えば簡単に作れる上、レシピも自由度が高いため親しみやすいとされています。
元々はイタリア料理店のまかない料理が始まりで、イタリアのシチリア島(シシリア島)にちなんで名付けられました。
牛肉が使われる事がほとんどですが、名前が似ているシシ肉(猪肉)が使われる事もあります。
駆除の助けになる事からも、自治体がシシリアンライスを推進する事で普及の手助けになったとも言われています。
特に佐賀市近辺のカフェで提供される事も多く、カフェに合ったお洒落な見た目の盛り付けをされる事もあります。
例えば赤ピーマンや黄ピーマンで彩りが良いもの、佐賀牛をローストビーフのように焼き上げてシシリアンライスに乗せたりとバリエーションが豊富なのです。
ブラックモンブラン
ブラックモンブランとは、九州でトップクラスの人気を誇るアイスバーです。
このアイスを製造している竹下製菓は佐賀県にあり、他にもミルクックなどの人気アイスが揃っています。
ブラックモンブランはミルクアイスバーの周りにチョコレートがコーティングされ、クランチがまぶされザクザクとした食感が支持されています。
モンブランという名前が入っていますが栗は関係無く、アルプス山脈の名峰・モンブランの事を差しています。
中のミルク部分が白い「モンブラン」の山、周りのチョコが「ブラック」を意味しています。
スペシャルブラックモンブランという商品があるのですが、少しだけサイズが大きいので食べ応えがあります。
実は箱で売られているブラックモンブランは少しだけ小さいので、3種類のサイズが存在する事になります。
期間限定で変わり種が発売される事もありますが、「ビターチョコモンブラン」は比較的長くレギュラー商品として残っています。
このアイスが誕生した当時の地元では、高級感のあるアイスは非常に珍しい存在でした。
そこへチョコやクランチまで乗ったアイスは当時の子供たちをくぎ付けにし、長年地元で愛されるアイスとなったのです。
からつバーガー
福岡から程近い佐賀県唐津市で人気を集めるハンバーガーです。
日本三大松原として有名な「虹の松原」に本店があり、そこで売られるハンバーガーが「からつバーガー」の元祖です。
卵焼きとデミグラスソースが使われているのが特徴で、ハムやチーズなど全ての具材が入ったスペシャルバーガーも人気です。
ご当地バーガーと言えばお隣・長崎県の佐世保バーガーが非常に有名です。
実は佐世保バーガーに触発された店長が開発したのがこのハンバーガー(からつバーガー)で、豊富な具材はそのままに濃厚なデミグラスソースで独自性を引き出しています。
虹の松原へ来た観光客にとっての定番グルメにもなっており、年々知名度は高まっています。
いかがでしたでしょうか?
佐賀県は美味しいお菓子も多いですがアイスにも有名なものがあり、人気急上昇中の比較的新しいグルメも出て来ています。
旅行で人気店に訪れてみたり、自分好みのシシリアンライスを作ってみるのも面白いかもしれません。