デビューシングルからわずか1年で紅白に出場が決定した、欅坂46ですが、その魅力とはなんなのでしょうか。
一応、知らない人のために簡単に説明すると、AKB48の公式ライバルとして誕生した、乃木坂46に続く、坂道シリーズ第二弾のアイドルグループです。
すでに、アンダーグループの「けやき坂46」も誕生しており、漢字欅、ひらがなけやき共に人気が急上昇中のまさに、トレンドと言える存在です。
育てていくアイドルはもう古い?
AKBを中心とする、今までのアイドルは、地下アイドルから始まり、ファンとの距離も近く、まるで自分たちが育てているという感覚になるような仕組みでした。
しかし、欅坂46は、AKBグループや乃木坂46、ソニーミュージックの力もあり、初めから大ブレークで育てるという仕組みは全くといっていいほどありませんでした。
その結果として、ファンからしてみれば、費やす費用は減ったものの、少し寂しいものとなりました。
逆にそれが受けて、今まではアイドルに興味のなかった人も多くがファンになったことだと思います。
握手会で長時間ならばされることには、少し不満はありますが、その他は特に不満もないファンが多いのではと思います。
ただ、これは欅坂46だからこそ出来る手法であり、他のグループでは絶対に真似が出来ません。
乃木坂46を投資と考え、回収を欅坂46で
坂道シリーズを統括しているのは、天下のソニーミュージックです。
家電部門で苦戦をしている反面、音楽を始めとするエンターテイメント部門ではかなり好調が続いています。
少なくとも家電事業の赤の部分を別のセグメントで埋め合わせをするしか、生き残る方法がない状況なのです。
そこで、ソニーが思いついた考えは、乃木坂46の活動を投資要因として育て上げ、欅坂46はそのブランドをフルに発揮して、回収要因とすることです。
もちろん、乃木坂46を単体で見ても赤字になることはないと思いますが、さらなる黒字を出すためには、投資要因と回収要因を使い分けることが大切です。
とにかく、欅坂46は回収に徹するために、今後も稼ぎ頭として成長していくことだと思います。
ただ、新しい試みは投資要因である乃木坂46が先に行うと考えられます。
そこで、失敗するれば回収要因である、欅坂46にはやらせず、成功例のみを次々と後追いする形になります。
おそらく、乃木坂46で成功例のある、ドキュメント映画やダブルセンターなども戦略的に行ってくるはずです。
アイドルブームは終わってしまう?
欅坂46がこれほどまでに順調に売れていくのには、もう一つ理由があるのではと考えています。
それが、アイドルブームの終了です。
アイドルブームの終了がソニーのマーケティングチームによって予想されたと仮定すると、間違いなく売れる間に売っておきたいと考えることでしょう。
また、坂道シリーズのアイドルたちは現在、ソニーミュージック所属のタレントです。
アイドルブームが終わるのであれば、出来るだけ成長させ、他事務所に移籍させた方がソニーにとっても利益になります。
なので、ソニーの持つすべての力を出し、出来る限り売れるアイドルを作り出し、早い段階でそれぞれのメンバーに独り立ちしてもらおうと考えているのではと思います。
あくまでも予想ですので、事実はわかりませんが、さすがに1年目にして紅白は早すぎるのではと思います。
ただ、11月30日には、3rdシングルの「二人セゾン」の発売も控えてますので、これからも間違いなく、活躍が期待出来るアイドルグループです。