ブラック企業とホワイト企業の本当の違いとは?

ブラック企業と聞くと皆さんはどんな会社を想像しますか?

多くは、労働時間が長かったり、パワハラ・セクハラが横行していたり、過度なノルマを与えられる会社または組織の事を想像すると思います。

しかし、明確な定義はなく、現在では法律違反をしている企業がブラック企業と言ってもいいでしょう。

そうなると、ほとんどの会社が何かしらの法律違反をしているわけで、ブラック企業だらけになってしまいます。

 

本当のブラック企業とは信頼があるかの問題

長時間労働が当たり前でもサービス残業が当たり前でも、それをブラックと感じない人もいます。

周りから見れば、ブラック企業で可哀想にと思われることがあっても、本人は全くそう感じていません。

このような場合は、ブラック企業と言っていいのでしょうか。

代表的な例でいうと医者です。

長時間労働で休みも少なく、急な呼び出しも日常茶飯事です。

一般企業であれば、完全なブラックでしょう。

しかし、高額な報酬によって病院と医者に信頼関係があるので、問題となることはほとんどありません。

報酬だけで信頼を築けるわけではありませんが、日頃から上司と部下の信頼関係が築けている企業はたとえ、違法な労働を求めていても、ブラック企業だと思う人は少ないでしょう。

 

ブラック企業を作り出すのは誰なのか?

そもそもの問題としてブラック企業が誕生する一番の原因はどこにあるのでしょうか。

社長や経営陣に原因があると思われがちですが、企業規模が大きくなればなるほど違います。

社長や会社全体としては問題になっては困るので、できるだけ法律は守り、長時間労働をなくそうと働きかけています。

しかし、その下の部長や課長は自分の成績を上げたい思いから部下に長時間労働を求めます。

特に、ライバルが長時間労働を廃止しようとしている現代では、長時間働くことで結果が出やすくなります。

そう、ブラック企業を作り出している犯人はここにあるのです。

あなたがブラック企業だと感じているのであれば、辞める前に別の部署を見渡して見ましょう。

もし、自分の部署だけが酷い場合は、部署移動や総務部など管理部門への報告で問題が解決するかもしれません。

特に大企業であれば、問題になることを恐れて、すぐに対応してくれるはずです。

 

ブラック企業に入らないためには

では、ブラック企業に入らないためにはどうすればいいのでしょうか。

答えはありません。

先ほども説明したように部署によって異なるので、いくらホワイトの名が高い企業であっても、どこかしらはブラックな要素があります。

また、信頼関係が築けていなければ、たとえ不当な労働を求められていなくてもブラック企業と感じることがあるでしょう。

それでも失敗したくないのであれば、できるだけ給与の高い仕事をお勧めします。

理由は簡単でお金である程度の信頼関係が築けるからです。

「結局はお金か」と思った方もいるでしょうが、その通りとしか言いようがありません。

労働とはお金を稼ぐことであり、社会貢献や納税などは二の次です。

お金を稼ぐことがメインで、それ以上でも以下でもありません。

なので、私が思うブラックとホワイトの違いは長時間労働でも、不当な労働条件でもなく、労働に見合った給与が支払われているかだと思います。

たとえ、残業が月に200時間を超えたとして、月収が300万もあれば文句をいう人はいないでしょう。

ということで、ブラック企業に入りたくない方は給与の高い仕事、会社に入社してみてはいかがでしょうか。

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