「長崎は今日も雨だった」という曲をご存知でしょうか。
若い人の中には知らない人も多いと思いますが「内山田洋とクール・ファイブ」のメジャーデビューシングルで同グループの最大ヒットソングです。
そう、曲名にもなるほど長崎県は雨が多いエリアということで知られています。
そこで、今回は2017年の気象庁が発表する降水量から少しでも降水を確認できた日が何日あったのか調べてみました。
上半期のデータ
まずは、上半期のデータから見ていきましょう。
5月のみ”2日に1日以上”とはなりませんでしたが、他の月は全て”2日に1日以上”の降水が記録されています。
修学旅行など観光で長崎を訪れる際は大抵2日程度だと思いますので、どちらかが雨でも統計上、当たり前の事です。
もっというと、2日とも晴れであれば、相当ラッキーだと思わなければなりません。
ただ、長崎のデータだけでは、雨の日が多いのか少ないのか比較できないので東京のデータも用意しました。
「思ったよりも東京も降水日が多いな」と思った人もいるでしょう。
私も、もっと差ができるものだと思っていたので正直ビックリです。
4月、6月に関しては長崎よりも降水日が多く、記事としては長崎の雨の多さを伝えたかったので、少し残念です。
ただ、181日間で14日もの差があるのですから、長い人生を考えると、どれほど長崎の人が苦労をしているか想像できるはずです。
下半期のデータ
次は下半期のデータです。
まずは、長崎から見てみましょう。
長崎県の上半期の合計降水日が99日に対して下半期は105日でしたので、2017年は下半期の方が雨が多いということになりました。
いずれにせよ、”2日に1日以上”の降水を記録しているので、かなり雨が多いことがわかります。
次に東京を見てみましょう。
「あれ?」と思われた人も多いでしょう。
そう、長崎よりも東京の方が降水日が多くなってしまったのです。
2017年の夏は東京地方で雨が続き、ニュースにもなったことを覚えているでしょうか。
この長雨が原因で長崎の降水日を抜かしてしまう結果となりました。
総合結果
最終的な合計降水日では、5日差で長崎の方が多くなりました。
ということで、2017年に限っては「長崎は今日も雨だった」というほど、長崎が特出して多かったわけではありませんでした。