かつて「ナンパ島」と言われた島の今は?

東京都の離島、新島を皆さんはご存知ですか?

新島と言うと、数年前は「ナンパ島」として有名でした。

私も新島が「ナンパ島」と呼ばれていたころに高校生だったこともあり、大人になった今でも新島が「ナンパ島」で若者が集まる島だと思っていました。

しかし、今年の夏、家族旅行で海のきれいなリゾートに行きたいなと思い、いろいろ探していると「新島」が出て来ました。

海が綺麗なのはもちろん、旅費も安く気軽に行けるリゾートと紹介されているではありませんか。

そう、かつてのナンパ島はとっくの昔になくなり、リゾート地として生まれ変わっていたのです。

今年の夏、実際に新島を堪能して来ましたので、ご紹介していきます。

 

新島の様子について

我が家は竹芝から高速船にて新島に向かいました。

高速船ですと2時間45分の船旅で到着します。

飛行機よりも座席周りが広いために、船旅は快適でした。

早速新島に到着しますと、民宿の方々がお迎えに来ています。

皆さまとても素朴そうな感じでした。

新島はリゾートというイメージでしたので、新島の方は顔が濃いのかと思っていました。

ですが、皆さま色黒ではありましたが濃いお顔立ちではありませんでした。

我が家の宿泊先に向かう車中、島内にはあまり人影がありませんでした。

 

新島のメインの海へ

かつて数々のナンパが行われていてであろうビーチへと向かいました。

我が家が訪れた時期は、夏休み真っ盛りの8月でした。

ですが、ビーチには数組の家族だけでした。

観光客でにぎわうビーチを想像していたので拍子抜けしました。

ちなみに海の透明度は最高でした。

 

新島にはビーチより魅力的なものが…

新島には無料で入れる露天風呂があります。

無料で露店風呂、というと、ショボいイメージがありますよね。

ですが、ぜんぜんショボくないのです。

ローマ時代を思わせる、かなり立派な露天風呂施設なのです。

また、こちらは水着着用なので男女で入ることができるのも魅力です。

お風呂は8種類ほどあり、露天風呂施設が海の目の前に建てられていますので、見晴らしが最高に良いです。

海は透明できれいですし、海で遊んで冷えた体も温めることができます。

しかも無料で!

こちらの露天風呂は地元のお年寄りも何名かいらしていました。

一緒にお風呂に入っていたおばあさまが、ニコニコとしていて、話しかけてみるととても温かい方でした。

毎日16時になるとお友達とこの露天風呂に来るらしいです。

来ないと、何かあったのかと心配して家まで確認しに来てくれるそうです。

この露天風呂は地元の老人たちの安否を確認できるスポットでもあるわけです。

 

ナンパ島とは呼ばせない

かつての「ナンパ島」は、今や、「癒しの島」へと変貌を遂げていました。

若者の島と言うよりも、ファミリー層向けの島と言った方が良いと思います。

東京からも割と短時間で行くことが可能です。

飛行機を利用しての旅行ですと、フライトの1時間前にはいかなくてはいけませんが、船旅なのでそれほど早く集合場所に到着する必要がありません。

小さなお子様のいらっしゃるファミリーにもおすすめです。

新島はトップシーズンである8月でも観光客はまばらでした。

理由はわかりません。

ですが、新島は最高に「癒しの島」です。

島には、ゆったりとした時間の流れがありますし、地元の方は、親切で温かい方がとても多かったです。

そして、海のきれいさは言うまでもありません。

海に潜らなくても、上からきれいな魚が泳いでいるのが見られます。

何よりもうれしい誤算だったのが「露天風呂」です。

これほど素晴らしい施設が無料で利用できるとは・・・新島は太っ腹です。

この露天風呂に行けば、地元の方との触れ合いも楽しめます。

こんなに素敵な新島は「ナンパ島」などと呼んでほしくありません。

全然チャラチャラした島ではないからです。

温かくて、のんびりとした最高の島、「新島」にあなたも是非訪れてはいかがでしょうか。