薬局にシャンプーやコンディショナーを買いに行くと女性用が棚の8割以上を占めており、男性用は端の方に少しあるくらいです。
男性の私からすると、種類が少ないのは許せますが、価格競争が起きないせいか、女性用に比べて少し高いのがどうしても気になります。
というのも、女性用の場合、お試し用のシャンプーとコンディショナーがセットになったものが700円程度で売っています。
しかし、男性用は残念ながら、お試し用であっても1000円を超えているケースがほとんどです。
お店によっては、男性用のお試し用を取り扱っていない場合もあるので、単純に2倍〜3倍ぐらい高い金額を払わなければ買えない場合もあります。
ということで、今回はどうしてメンズ用のシャンプーの種類が少ないのか考えられる理由をまとめてみました。
①ニーズが少ない
まず、最初に考えられることがニーズの少なさです。
男性用シャンプーを求める人は、一人暮らしの男性とシャンプーにこだわりを持っている男性に限られます。
それに比べて、女性用のシャンプーは一人暮らしの女性はもちろん、家族兼用にも使われることが多くあります。
人口割合では、男女ともにそれほど変わりませんが、女性は9割が女性用シャンプーを使い、男性は5割しか男性用シャンプーを使っていなければ、全人口で考えた時、女性用シャンプーの利用率は7割を超すということです。
このように、女性用シャンプーが圧倒的なニーズを持っているので、男性用シャンプーは数が少ないのだと考えられます。
②消費量が少ない
男性は女性に比べて髪の毛の長さが短い分、1回あたりの使用量も少なくなります。
また、家族兼用が男性用シャンプーになることはほとんどないので、1本がなくなるまでに、かなりの時間を要します。
そうなると、全体的に売れる本数も少なく、店としてはラインナップを取り揃えても在庫を抱えてしまうだけです。
メーカーとしても、店に置いてもらえない可能性が高い商品に、あえて参入しようとは思わないのが現状です。
③固定客が多い
女性の場合は、様々な商品を試してみたいと考える人が多く、新商品でも質さえ良ければ売れます。
しかし、男性の場合は残念な事に選ぶのが面倒と考える人も多く、いつも同じ物を買ってしまっている人も多くいます。
そうなってくると、新商品を投入しても古参を倒せずに、無駄な開発コストばかりかかってしまいます。
店としても、新商品を仕入れても売れるか分からないので、安定の商品ばかり仕入れる傾向にあるのです。
まとめ
個人的には、もう少し画期的な商品があればと思っているのですが、男性用シャンプーは今後も安定ブランドが売れ続けていくのだろうと思います。
男性用と女性用では性質が違うので、男性の場合は男性用を使うのが望ましいのでしょうが、最近では値段の安さに負けて、一人ぐらしであっても女性用を使っている男性も多いようです。
そうなると、ますます男性用のシャンプーがなくなっていくのではと思います。