朝礼や終礼、校長先生の話など世の中にはスピーチをしなければならない場面が沢山あります。
しかし、長く続けていればネタもなくなってくるでしょうし、自分の考えがよく分からなくなってくると思います。
そこで、今回はそんなスピーチをしなければならない人にネタを提供するべく、私のスピーチを文章にしてみました。
ぜひ、共感できる部分があれば、朝礼や終礼などで話してみて下さい。
努力をしても成功なんて出来ない話
今日話すテーマは努力です。
皆さんは努力をしていますか?
おそらく、どんな人にでも何かしら努力している事はあると思います。
私もこれまでに沢山の努力をしてきました。
一番記憶に古い努力は、小学校三年生の時です。
学校のマラソン大会で一番になる事を目標に毎朝6時に起きて、自主練習をしていました。
期間にして、3ヵ月ぐらいだったと思います。
もちろん、朝だけではなく学校に行ってからも休み時間に友達と走ったり、放課後もゲームを我慢して練習する日もありました。
しかし、結果は120人中10位と、なんとも微妙でした。
その後、中学生になってからも陸上部に所属して長距離を走っていました。
しかし、いくら頑張っても結果は市大会止まりで、県大会にすら出場できませんでした。
私の努力が足りなかったと言えばそうかもしれません。
ただ、マラソン大会にしても、陸上部にしても、トップクラスに努力した自信だけはあります。
それでも、報われなかった。
そう、世の中は、努力に比例して結果が付いてくる仕組みでは無いのです。
「そんな理不尽な」と思うかもしれませんが、それが現実なのですから仕方ありません。
だからと言って、努力をしなくてもいいのかと言うと、そういう事でもありません。
「努力をしても結果は付いてこない」と言う事を理解した上で、努力をする必要があるのだと私は考えています。
皆さんも想像してみて下さい。
数十時間も残業をして、考えた企画書を10秒もせずボツにされたらどう感じますか?
おそらく、めちゃくちゃショックを受ける事でしょう。
そして、もう頑張る事を止めてしまう人もいるでしょうが、それでは一生成功する事はありません。
しかし、努力しても成功しない事を知っていれば、現実を受け入れ「これが世の中の仕組みだ」と納得しやすいと思います。
10秒でボツと言うのは極端な例かもしれませんが、社会に出れば読まれずにボツなんて事も実際に起こります。
それだけ、社会は理不尽なのです。
私たちは、その理不尽な社会を生きていく必要があります。
これは、逃げる事も隠れる事も出来ない現実です。
正直な話をすると、努力して成功している人は、めちゃくちゃ運が良い人です。
「努力は裏切らない」なんて名言もありますが、普通に努力は裏切ります。
と言うか、裏切らない方が珍しいです。
少し、暗い話になってしまいましたが、これが現実です。
その現実を知る事は、辛いかもしれませんが、生涯頑張る為には知っておく必要があります。
ぜひ、皆さんも沢山努力をしてください。
そして、裏切られてください。
もしかすると、最後まで裏切られ続けるかもしれませんが、それが普通なので、自分を責めないでください。
内容を少しアレンジしたり、語り口調で話すと、5分ぐらいのスピーチにはなります。
ネタがどうしてもないと言う時に、使っていただけたらと思います。