
近年、若者のテレビ離れが急速に進んでいる事をご存知ですか?
テレビ局が製作する番組よりも、YouTubeの方が面白いからなどの見解もありますが実は違います。
では、どうして若者のテレビ離れが進んでいるのかと言うと、テレビ局の戦略があるからです。
もちろん、テレビという媒体が若者に受けなくなった事実はありますが、コンテンツ自体が悪いわけではありません。
もっというと、テレビの方が膨大な予算で作られている分、面白い番組が多いのは確かです。
では、なぜテレビ局は若者のテレビ離れを意図的に加速させているのでしょうか。
若者のテレビ離れが進んだ理由



若者がテレビを見なくなっているからです。


違うんです!
若者はテレビをそもそも持っていないケースも増えていて。。。

家にテレビがないんかいな?

そうです。
特に一人暮らしをする若者が多い首都圏エリアでは、テレビ所有率がだんだん下がってきています。

若者向けの番組を作っても見てくれへんやないか。

そうです。
だから大変なんです。

でも、スポンサーを付けるためにはなんとか数字は残さなあかん。
どうしたらええんや。

提案ですが高齢者向けの番組を増やしてはどうでしょうか?

なんでや!
そんなことしたら更に若者のテレビ視聴率が下がるんやないか。
そうなったら、スポンサーがおらんようになってしまう。

もう、若者は諦めて高齢者の視聴者を集めた方が数字は残ります。
それに、これからの高齢化社会では、高齢者狙いの方が人口母数が多く、視聴率も取りやすいです。

確かにな。
どうせ若者はYouTubeやNetflixに持っていかれているなら、高齢者に特化した番組の方がええな。

そうです!
NHKが一人勝ちしている現状を見ても、高齢者向けの番組が間違いなく視聴率を取ってくれます!

わかった!
若者は捨てて、高齢者が喜びそうな健康番組や昭和感のあるバラエティーを多めに放送しよ。
あと、キャスティングも一昔前に活躍した人を出すんや!

わかりました。
これで数年はなんとかなりそうですね。
これが、現在のテレビ局の考えです。
この結果、若者のテレビ離れは急速に加速しつつあるのです。
データを見ても若者は捨てた方が合理的
2018年現在の日本の年代別人口割合を見てみましょう。
●15歳未満・・・1541万5千人
●15歳~64歳・・・7545万1千人
●65歳以上・・・3557万8千人
人数から見ても、子供向けのアニメは勝ち目がない事がわかりますね。
テレビ朝日がドラえもん・クレヨンしんちゃんをゴールデン帯から撤退させたのも納得です。
次に、現役世代と呼ばれる15歳〜64歳は人数は多いものの、テレビを見ている時間がないという問題を抱えています。
特に首都圏エリアでは、残業や飲み会などでゴールデン帯に家にいないと言う事もあるでしょう。
なので、テレビ局としては65歳以上の間違いなく家でテレビを見ているであろう世代を狙った方が視聴率を取りやすいと言うことになるのです。
局長!大変です!
テレビの視聴率が下がり続けています!