最近の研究ではマルチタスクが脳に大きな負荷を与えていると言われており、多くの研究者がシングルタスクを推奨しています。
その事は理解しているのですが、マルチタスクで働く身からすると、「本当に?」と思ってしまう事もあります。
確かに、脳に負荷をかけているのは分かりますが、マルチタスクの方が早く終わるような気がして仕方ありません。
そこで、今回はマルチタスクとシングルタスクではどちらの方が早く作業が終わるのかを試してみました。
マルチタスクの場合
私の場合はブログを書きながら、動画を見て、さらにはニュースで情報収集をしています。
どんな風にやっているのかと言うと、手はキーボード上にありますが、顔は別のモニターで右半分をYouTube、左半部をニュースサイトにしています。
めちゃくちゃ、効率が悪いのは分かっているのですが、昔からの癖で、今もやめられません。
もっとひどい時は、それにプラスしてテレビの音声も聞いています。
なので、一つのブログ記事を書くのにおおよそ2時間ぐらいかかっています。
さらに、ブログを書いている途中にご飯を食べたりする事もあるので、余裕で3時間を超える事もあります。
1000文字~2000文字程度のブログでこれだけ時間をかけているのですから、遅いですね。
シングルタスクの場合
私がシングルタスクを実行できるのは新幹線で長距離移動をしている時です。
所要時間はおおよそ3時間程度なので、最初の2時間で2本の記事を書き、残り1時間で動画やニュースを見ています。
時間は1.5倍に増えていますが、作業量が2倍になっているので、絶対にシングルタスクの方が効率が良いですよね。
更に言うと、動画やニュースの理解力も高まり、記事のアイデアが浮かんだりと、情報収集の質も高まっています。
圧倒的にこちらの方が効率が良いのですが、出来ないのが人間です。
どうすれば、シングルタスクになる事が出来るのでしょうか。
シングルタスクになる方法
シングルタスクをやろうと思っても、実際にやって見れば分かりますが結構難しいです。
どうしても、他の事が気になってしまい、マルチタスクになってしまいます。
なので、シングルタスクを目指すなら気持ちをコントロールするしかないのです。
例えば、何かの作業に集中しようと思って作業を始めても、別の何かに気を取られ、中断してしまう事がありますよね。
その中断してしまった時に、瞬時に作業に戻るというトレーニングが必要なのです。
つまり、「今、集中力が切れているな」と自分で理解する事から始めるのです。
理解が出来れば、コントロールして戻せば、また作業に集中できます。
そして、また切れていると感じた時に戻せば、永遠に集中できるのです。
もちろん、実際には永遠に集中する事は出来ないのですが1時間程度であれば、どんな人にでも集中出来る力を持っています。
なので、とにかく集中が切れた時に戻すというトレーニングを積んでください。
戻すトレーニングが出来れば自然と集中力が身に付く
不思議な事にこの戻すトレーニングを積む事で自然と集中力が長続きます。
実際に私もこの数日間やっているのですが、それだけでも効果が出てきています。
このまま続けていけば、戻すという行為をせずとも、集中し続けられるような気がします。
もちろん、そこまでたどり着くには結構な年月がかかります。
人によって様々ですが、1年以上かかる事もあるでしょう。
しかし、このスキルは絶対に身に付けた方が仕事の効率も上がり、将来の給料も変わってきます。
もし、どうしても戻す行為が出来ないのであれば、場所を変えてみるのも良いと思います。
特に自宅で作業をする場合は、集中力が切れやすくなります。
なので、静かなカフェに行ってみたり、部屋を変えるだけでも効果が出る場合もあります。