世界的に爆発的な感染力をみせるコロナウイルスですが、現状どのような終末を迎えるのか予測が難しい状態です。
しかし、過去の経験から、いくつかのシナリオを予想する事は可能です。
そこで、今回はコロナウイルスが終息するとすれば、どのようなシナリオが考えられるのかをまとめてみました。
ワクチンが開発される
現状、一番可能性の高い終息方法がワクチンの開発成功です。
ワクチンさえ出来てしまえば、インフルエンザと同じように、一定数の感染はあるものの、問題視されるような数までは増えないでしょう。
また、仮に感染したとしても、死亡率がそれほど高くない状況にまで落ち着くと考えられます。
ただ、ワクチンの開発には早くて1年程度かかる見込みです。
既存のワクチンを利用したとしても、実験などが必要で1年程度はかかる事でしょう。
世界で同時に研究されているので、もう少し短縮する事は可能かもしれませんが、これを実現するためには少なくとも年内は自粛を続けるしかなさそうです。
ほぼ全員が感染して免疫を持つ
次に考えられるシナリオが大多数の人が感染し、免疫を持つことです。
これだけ、爆発的に広がっているわけですから、全員が感染するのは時間の問題と言えるでしょう。
更に、どこかの政府が間違った判断で、外出制限を解除すれば、さらに一気に広がります。
そうすれば、ほぼ全員が免疫を持ち、感染拡大は押さえられる事でしょう。
また、再度感染する特性を持っていたとしても、多くの場合は死亡率が下がる傾向にあります。
もちろん、まだまだ未知のウイルスなので、2度目の死亡率が低いという根拠はないのですが、傾向としてはそのようになっています。
ただ、これには多くの犠牲者が必要です。
特に高齢者の死亡率、欧州・米国の死亡率の高さを見ると、あまりにも現実的な方法ではありません。
しかし、結果として、このような方法で終息を迎える可能性は高いと思います。
ウイルスが変異して感染力が弱まる
ウイルスが突然変異を起こし、感染力が弱まる可能性があります。
実際に過去の伝染病でも、突然感染力が弱まった例はいくつもあります。
もちろん、突然変異と言うのは人間が操作出来るものではないので、難しい部分もありますが、これに期待している人も多いと思います。
ただ、変異の結果、死亡率が高くなったり、感染力がもっと高くなることもあります。
そうなってくると、終息への道はさらに遠くなり、1年どころか、2年、3年と付き合っていかなければなりません。
予想もしな出来事が起こる可能性も
今回は3つの終息シナリオをご紹介しましたが、全く予想もしない方法で終息する事も考えられます。
もっと言うと、これまで考えられないほど、死亡率、感染力が増す場合もあります。
そうなってくると、人類滅亡が最後のシナリオになるかもしれません。
こればかりは、誰にも予想する事が出来ません。
今できる事は、外出を自粛して、解決方法が生まれるのを待つだけです。
不要不急の外出を控えていれば、いずれは何かが見つかるかもしれません。
他力本願ではありますが、研究者でない場合はそれでも仕方ないと思います。
なので、とにかく今は自分に出来る事を徹底しましょう。