これからは契約社員・業務委託だけ採用するべき

コロナウイルスの影響により、売上が大幅に下がり固定費が支払いが難しい企業も沢山出てきています。

その中でも、人件費の割合は大きく、削りたくても中々思うように削れないとお悩みの社長さんも多い事でしょう。

だったら、これを機に契約社員・委託社員だけを使う方針に変えていくのも一つの戦略と言えます。

そこで、今回は契約社員・業務委託のメリット・デメリットをまとめてみました。

契約社員のメリット

契約社員のメリットは、固定の期間で契約が切れるという事です

今回のような不測の事態になったとしても、次の更新をしなければいいので、被害は最小限に抑えられます。

もちろん、契約期間の決め方にもよりますが、1ヶ月ごとに更新するという契約でも十分成り立つと思います。

もちろん、その分報酬は多めに支払う必要があるのですが、リスクを考えると十分メリットが勝ると思います。

また、給料が高くなる事で優秀な社員を集めやすい傾向にあります。

正社員なら月収20万円で、契約社員なら月収35万円なら、優秀な人ほど後者を選びますよね。

優秀な人は安定などしていなくても、暮らして行けるので給料の高い方を選びます。

結果的に業績も良くなり、会社も潤う事になります。

契約社員のデメリット

メリットがあれば、デメリットも存在します。

その一つが、長期的な雇用難しい事です。

そもそも、長期雇用をしてもらうつもりで入社していないので、もっと条件が会社があれば、そちらに行ってしまいます。

また、採用が難しいというのデメリットの一つでしょう。

しかし、これは給料の高さで解決できます。

絶対にやってはいけないのが、給料をケチってしまう事です。

正社員と同じような金額で契約社員を雇うのは、労働者を舐めているとしか言えません。

不安定と引き換えに、高い報酬を求めている人に安い金額を提示しても来るわけがありません。

なので、あり得ないぐらい高い金額を提示しましょう。

会社としてもリスクが少ないのですから、それぐらい出しても大丈夫なはずです。

もし、それが難しいのであれば、正社員を雇い続け、今回と同じように売上が無くても固定の人経費を払っていくしかありませんね。

業務委託のメリット
業務委託を雇うメリットは基本的に契約社員と同じなのですが、さらに付け加えて責任の所在も労働者に出来ます。

大きな失敗などがあれば、損害賠償請求する事もできるという事です。

もちろん、実際にそのような事をすれば、今後の採用活動に支障が出るので、小さな事で損害賠償を請求するのはお勧めしませんが、最悪の場合は出来るという保険があります。

また、成果報酬にすれば成果を出さない限り、報酬を支払い必要もありません。

つまり、人件費により赤字になるという事が無いのです。

もちろん、今回のような事態が発生すれば、仕事を出さなくていいのですから、出費も最小限で済みます。

とにかく、人件費に対するリスクがほぼゼロと言っても過言ではありません。

業務委託のデメリット

こちらも、基本的には契約社員と同じですが、それ以上に高い報酬を支払う必要があります。

また、採用もかなり難易度が高いでしょう。

つまり、薄利多売の仕組みを作らないと会社に利益を残すのは難しいと思います。

ただ、営業会社などではかなり有効な方法なので、ほぼノーリスクで売上を確保する方法として使えます。

もちろんですが、業務委託もケチると本当に人が来なくなります。

契約社員以上に責任のある契約なので、そこも考慮して報酬を決定する必要があります。

以上が、契約社員・業務委託を雇うメリットとデメリットでした。

クリエイティブなお仕事、営業の仕事には、今回ご紹介したような方法が向いていますが、軽作業など製造系のお仕事には向いていません。

なので、その場合は派遣を利用する事をお勧めします。

割高ではありますが、忙しさに合わせて人員確保の調整が可能で、結果的に安く人を使えます。

近年、派遣料金が高騰していますが、それでもリスクを考えると、直雇用は控えるべきです。

ぜひ、この機会に雇用の方法を再度検討してみてください。

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