リニア中央新幹線が開通すると私たちの生活はどう変わるのか?

東京から大阪までを最短67分で結ぶリニア中央新幹線ですが、全線開業すると私たちの生活はどう変わるのでしょうか?

現時点では2037年ごろに全線開業を予定しており、あと16年ほどで東京から大阪までの移動が劇的に速くなります。

57年前に開業した東海道新幹線の誕生でも私たちの生活は劇的に変化しましたが、リニア中央新幹線にはそれ以上の変化をもたらす可能性を秘めています。

そこで、今回は私たちの生活がどのように変化すると予想されているのか具体的な事例をもとに見ていきましょう。

日帰りディズニー・日帰りUSJが現実的になる

一番身近な例で言うと、大阪の人が日帰りディズニー、東京の人が日帰りUSJをしやすくなります。

現時点では自宅から東京駅までを40分と仮定して、東京から新大阪までの移動が2時間半、新大阪からUSJまでの移動が30分とすると、片道3時間40分かかります。

早朝に出たとしてもUSJに到着する頃には9時半を過ぎると言うことです。

さらに、乗り換えに手間取れば、パークインする頃には10時をすぎているでしょう。

帰宅に関しても20時にUSJを出たとしても帰宅する頃には日が変わっています。

無理をすれば、今でも日帰りUSJ、日帰りディズニーは可能ですが、疲れが残るだけで現実的ではありません。

それが、リニアの開業により片道の移動が2時間ほどにまで短縮されます。

2時間ほどであれば、無理せずに往復できる範囲です。

ホテルに宿泊しない分、パークでの食事や買い物を楽しめるので、日帰りで東西のパークを楽しむ人は増えそうです。

日帰り出張が当たり前になる

コロナ禍により出張需要は大きく下がってしまいましたが、コロナの収束後は、出張需要が多少は戻ると考えられています。

そうなると、今は宿泊でしている出張が日帰り出張で対応可能になります。

例えば、大阪在住の社員が東京で行われる8時の会議に出席しようと思うと、絶対に前泊を必要とします。

しかし、リニア中央新幹線が開業した後は、朝8時の会議であれば大阪から始発のリニアに乗れば間に合うと考えられます。

また、その他の地域への出張についても、東京から大阪間の移動が大幅に改善されることで、日帰り出張が容易になります。

出張ニーズがどこまで戻るかは不透明ではありますが、出張現場業務など必ず出向く必要のなる仕事をしている人からすれば、仕事をしやすい世の中になると思います。

山梨や長野の人口が増える

リモートワークが進み、地方への移住者が増えていますが、リニア中央新幹線が全線開業することで、さらに地方移住が加速すると考えられます。

理由は、地方に移住したとしても、都心で1時間以内で辿り着くことができるようになるからです。

現時点で山梨や長野などの自然豊かな場所に住もうと思うと、完全リモートワークでないとかなり厳しいのが現実です。

しかし、リニア中央新幹線があれば、急な出社が必要な場面でも、1時間ほどで都心のオフィスに向かうことができます。

2037年の日本はどれだけリモートワークが進んでいるか分かりませんが、今以上に地方移住が活発になるのは間違いないでしょう。

静岡県がかなり便利になる

リニア中央新幹線の開業により静岡県も便利になり、移住者が増えると考えられます。

理由は、東海道新幹線のダイヤに余裕ができて、現行の「のぞみ」中心のダイヤから「ひかり」「こだま」中心のダイヤに置き換わると言われているからです。

今は30分に1本ほどしか停車しませんが、リニア中央新幹線開業後は、10分や15分に1本の割合で新幹線が発着する可能性もあります。

これが実現すれば、静岡県も山梨県や長野県と同様にかなり便利な街へと発展し、移住者が増えると考えられます。

約6000万人の巨大都市圏が誕生する

リニア中央新幹線により首都圏と中部圏、近畿圏が1時間ほどで結ばれることにより、巨大な都市圏が誕生します。

いくら、リモートワークの時代とは言え、リアルな結びつきも必要で、それが強ければ強いほど、ビジネスも進めやすいです。

よって、このリニア中央新幹線の誕生でもう一度、日本が経済的に強くなるチャンスが訪れるかもしれません。

ただ、人口は減少傾向にあるので、巨大都市圏の力がどこまで発揮できるかは太名です。

期待する声もありますが、個人的には巨大な都市圏が出来たからと言って、経済的に再成長できるかと言うと微妙かと感じています。

まとめ:リニア中央新幹線ができれば便利になる

リニア中央新幹線が出来ることによって私たちの私生活はかなり便利になります。

しかし、運営元のJR東海が本当にリニア中央新幹線を維持できるか不安もあります。

私の生活は便利になりますが、それに比例してJR東海の利益が増えるとは考えられません。

JR東海の主力は東海道新幹線のビジネス利用です。

リニア中央新幹線が開業した後も、東名阪のビジネス利用を中心に稼ごうと考えていると思います。

しかし、新型コロナウイルスにより世界は大きく変わり、ビジネス利用が減少しました。

このような状況で本当にリニア中央新幹線を開業して採算が取れるのでしょうか。

JR東海としては数年以内に需要が戻ると見込んでいるようですが、現実を考えるとかなり厳しいでしょう。

リニア中央新幹線により、私たちの生活は便利になりますが、それと引き換えにJR東海の体力を消耗させているような気がします。

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