皆さんは日本最大の売り上げを誇る鉄道会社をご存知でしょうか。
おそらく、JR東日本やJR東海、JR西日本、東京メトロなどを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、実はタイトルにもある通り日本最大の売り上げを誇る鉄道会社は関西電力なのです。
なぜ、関西電力が日本最大の鉄道会社なのでしょうか。
鉄道会社の定義って?
鉄道会社の定義とは、鉄道事業法第7条で「鉄道事業の許可を受けた者」を指します。
JR各社や大手私鉄、第三セクター、自治体の交通局など全て、許可を受けた鉄道会社です。
そして、関西電力も「鉄道事業の許可を受けた者」に該当するのです。
その結果、関西一円に電力を供給しており、膨大な売り上げを誇る関西電力が日本最大の売り上げを誇る鉄道会社となるのです。
関西電力が運営する鉄道路線って?
では、関西電力が運営する鉄道路線とはどこにあるのでしょうか。
それは、関西電力が保有する黒部ダムにある「関電トンネルトロリーバス」です。
名前からも想像できる通り、見た目はバスですが、仕組みは電車と同じで鉄道事業者として扱われています。
通常であれば、子会社が運営すると思われるのですが、関西電力直営で運営されています。
ただ、2018年をもって電気バスへの転換を予定しており、鉄道事業廃止が予定されております。
これにより、関西電力は鉄道事業者から外れることになります。
大手鉄道各社との売り上げ比較
最後に鉄道事業を主な事業とする企業のトップ3であるJR東日本、JR東海、JR西日本の売上と関西電力の売り上げを比較してみましょう。
ご覧の通り、関西電力が2位以下を大きく引き離す売り上げを誇っています。
よって、特別な売上などがない限り、関西電力は鉄道事業者として1位を獲得してきました。
もちろん、主な事業が鉄道ではないので、比較対象に入ることはありませんが、法律上の定義で分けると、日本の鉄道会社の売り上げ順位は、このようになってしまいます。
しかし、先ほども言ったように、2018年で鉄道事業者から外れるため、やっとJR東日本が本当の意味で日本一の鉄道会社なる事ができます。