あなたは号外新聞を受け取ったことがありますか。
大きなニュースが流れた際に新橋駅や新宿駅、東京駅といった規模の大きな駅で配られることがあります。
しかも、無料で配られています。
今でこそスマートフォンの普及により必要性が少なくなりましたが、それでも大ニュースが起きた時は、令和時代においても配られています。
新聞社はどうして無料で配るのでしょうか。
今回は号外が無料で配られる理由について調べてみました。
新聞社の宣伝のため
新聞社が号外をくばる1番の理由は宣伝です。
受け取った人に対して新聞社の価値をアピールできます。
言ってしまえば、駅までポケットティッシュを配っているのと同じですね。
あちらは実用性高いポケットティッシュですが、号外はそれが情報に変わっただけです。
また、号外は発行されると配っている様子をテレビの取材陣が撮影してくれます。
つまり、テレビにおいて〇〇新聞が号外を出したと報道してくれるのです。
新聞社の名前をテレビで言ってもらえるだけでも大きなメリットがありますよね。
特に地元の新聞社であれば、低コストでかなりの宣伝効果を期待できると思います。
これらの目的があり、新聞社が無料で号外を発行しています。
情報伝達スピードが速いことへのアピール
2つ目の目的は、どこよりも情報伝達スピードが速いことへのアピールです。
スマートフォンが無い時代は、テレビか新聞でニュースを知るのが当たり前でした。
つまり、会社に行くサラリーマンはその日に起きた大きなニュースを家に帰るまで知ることが出来ないのです。
家に帰ってしまうと、テレビで知ることが出来てしまいますので「やっぱりテレビは情報が速い」となってしまいます。
しかし、帰宅時に号外新聞を配ることで、テレビよりも先に情報を届けることができます。
今ではスマートフォンに勝てないので意味がありませんが、過去にはこのような目的を持って号外を配っていました。
号外が配られたニュース
令和時代においても号外が配られたニュースがあります。
各社の一覧などがないので私の知る限りですが以下の2つがありました。
・コロナウイルスにより全国の小中学校が休校
・藤井聡太の最年少タイトル獲得
他にも私が知らないだけで沢山あると思います。
ただ、受け取る人が少なくなってきている事もあり、昔のような頻度では出していないようです。
PDFで配られることも
細菌ではPDFで号外を出す新聞社もあります。
ただ、わざわざPDFにする理由があるのかと個人的には疑問です。
別に新聞のようなフォーマットにしなくても、HTMLの文章で十分です。
なので、こちらは試験的に行っているだけで、今後はなくなっていくと思います。
これからはなくなる
これからは間違いなく号外は無くなります。
その理由は至って簡単でスマートフォンで十分だからです。
ニュースサイトに行けば最新のニュースがいつでも読めますし、大きなニュースであれば通知もきます。
これだけ便利になった時代に号外など必要ありません。
では、どうして今でも号外を続けるのかと言うと、まだ需要があるからです。
高齢者やスマートフォンを持たない人が一定数いるのでその人たちに向けて配っています。
それも、あと数年で見られなくなると思いますが、これも時代の流れなので仕方がないと思います。