兵庫県の西側にある姫路市から大阪駅までは87km以上あるものの、新快速という化け物電車が存在する事から多くの人が移動しています。
同区間には山陽新幹線が並走するのですが、山陽新幹線の場合は新大阪で乗り換えて大阪駅まで戻る必要があるため、所要時間は20分ほどしか変わりません。
値段はというと、山陽新幹線が片道3280円に対して、新快速は1520円と半額未満となっています。
しかし、それでも往復をしようと思うと3040円の出費が発生します。
3000円もあれば、大阪でおいしいランチをお腹いっぱい食べれるので姫路市民としては少しでも節約したい事でしょう。
そこで、今回は姫路駅から大阪駅までを少しでも安く移動する方法を調べてみました。
山陽電鉄を利用する
山陽電鉄は山陽姫路から阪神梅田駅まで直通運転を行なっており、こちらを利用すれば片道1300円、往復2600円で移動することができます。
約400円の差ですが、ちょっとランチを豪華にできると考えれば選択肢の一つになるでしょう。
ただ、山陽電鉄の直通特急は特急と名乗りながらも停車駅が多く、スピードも新快速ほど速くありません。
そのため、新快速に乗るよりも30分近く余分に時間がかかります。
往復すると1時間ですので、それだったら新快速を選んだほうが賢そうですね。
実際にこの区間を乗る人の多くは新快速を選択しています。
青春18切符を利用する
JR全路線が乗り放題となる青春18切符を利用することで往復2410円で移動ができます。
ただし、青春18切符は利用期間が定められているため、いつでも利用できるわけではありません。
また、5枚1セットとなっているため、期間中に2410円以上の移動を5回するのであれば、お得ですが、しないのであればもったいないです。
金券ショップに行けば、残り1回のものを購入できたり、4回残っているものを売却することもできますが、そうすると割高になります。
なので、たまの週末に姫路から大阪に日帰りで遊びに行くのに青春18切符はあまり向いていないのかと感じます。
阪神・山陽シーサイド1dayチケットを利用する
山陽電鉄を利用することは変わりませんが、お得な1dayチケットを購入することで、通常よりも安く移動ができます。
具体的にどのようなチケットかというと、山陽姫路から阪神梅田駅まで1日乗り放題で2200円となります。
当日中に往復するのであれば、新快速を利用するよりも800円近く安く移動ができます。
このチケットのいいところは、途中下車が出来て、さらに阪神なんば線も乗り放題ということです。
大阪に行く途中に三宮に立ち寄ったり、難波に行く場合も追加料金を払わず移動ができます。
ただ、梅田から難波に移動する場合は、一旦、兵庫県の尼崎駅まで戻って阪神なんば線に乗車する必要があるので、地下鉄で移動するよりも倍ぐらい時間がかかります。
時間に余裕があり、少しでも安く移動したいのであれば選択肢の一つとしてアリかと感じます。
まとめ
個人的には姫路から大阪まで日帰りで移動するのであれば、「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」がおすすめです。
安いことも理由の一つですが、山陽姫路も阪神梅田も始発駅なので、待てば必ず座れます。
それに対して新快速は、かなり混み合っており、特に大阪から乗車する時は、座れない可能性が高くなります。
だったら、時間はかかりますが、安く座りながら移動できるほうが快適な移動になると感じています。
速さを求めるなら新快速や新幹線を選ぶしかありませんが、たまにはゆっくりと移動してみるのはいかがでしょうか。