電車に乗車するとき、皆さんはどのような方法で改札に入りますか?
今や切符を買う人は少数派になり、ほとんどがSuicaやPASMOなどICカードを使っていると思います。
そして、最近は、そのICカードがスマホの中に入った、モバイルSuica、モバイルPASMOを使う人も増えました。
現在は、基本的に首都圏ユーザーのみがモバイルICカードを利用していると思いますが、2023年にはモバイルICOCAが登場予定で、関西でもモバイルICカードが普及することになるでしょう。
そこで、一つ疑問に思ったのがスマホの充電が切れてしまった時にどうなるのかということです。
ほとんどの人が、モバイルバッテリーを持ち歩いていると思うのですが、最近はスマホの電池の持ちも良くなり、持ち歩かない人も増えてきました。
実際に私もモバイルバッテリーを持ち歩かないようになりました。
そんな時に、スマホの充電が切れてしまったらどうなるのでしょうか?
今回は、モバイルICカードの利用時にスマホの充電が切れてしまった場合、どうなるのか調べてみました。
充電が切れてもしばらくは使える
あまり知られていませんが、スマホの充電が切れたとしてもしばらくの間は使えます。
iPhoneで言うと、Appleのりんごマークが付く状態であれば、カードは認識してくれます。
なので、改札内で充電が切れてしまった場合は、降車駅の改札前で電源を入れ直すことで、少しの間、利用できるようになるので、すぐに出場するようにしましょう。
もし、完全に電源が入らない状況の場合は、残念ですが諦めて駅員さんに相談するしかありません。
改札外で充電が切れた場合
改札外で充電が切れた場合は、モバイルICカードの利用は控え、切符を買うようにしましょう。
もしくは、スマホを充電してから出直してください。
改札のタッチする場面だけ、電源を入れて乗り切る方法もありますが、改札に入れたとしてでも、降車駅で上手くいく保証はありません。
定期が登録されている場合、悔しいかもしれませんが諦めて切符を購入してください。
もし、賭けで入る場合でも最悪のことを考えて、現金は持っておいてください。
そうしないと、降車駅でかなり面倒なことになる場合もあります。
改札内で充電が切れた場合 (定期篇)
定期で電車に乗車中に充電が切れ、予備バッテリーも使えない場合は、基本的に駅員さんに乗車駅を伝えて現金で清算することになります。
そして、次回、駅に来た際に、スマホに記録されている入場記録を取り消してもらうことで、モバイルICカードを使えるようになります。
「定期で乗車したのにお金が取られるのか」と思う気持ちも分かりますが残念ながら取られます。
そして、そのお金は基本的に戻ってきません。
もしかすると、鉄道会社によって対応が若干異なるかもしれませんが基本的には戻ってきませんのでご注意ください。
改札内で充電が切れた場合 (通常篇)
ICカードの残高で電車に乗車中に充電が切れ、予備バッテリーも使えない場合は、定期券で乗車した場合と同じで、駅員さんに乗車駅を伝えて現金で清算することになります。
そして、次回、駅に来た際に、スマホに記録されている入場記録を取り消してもらうことで、モバイルICカードを使えるようになります。
ICカードの残高はもちろん、そのままなので、単純に現金で乗車したのと同じです。
ただし、ICカードと切符で乗車料金に差がある場合、その差分の返金はしてもらえませんので、注意が必要です。
入場の取り消しは同じ鉄道会社しか基本できない
JRの駅で入場した入場記録を私鉄の窓口で取り消しをすることは基本できません。
もちろん逆も同じで基本的には入場した改札口の会社で入場の取り消しをしてもらう必要があります。
なので、例えばの話ですが、JRの駅で入場して、そのまま直通する私鉄の駅で出場しようとした時に、充電が切れていることに気がついたとします。
私鉄の駅で現金清算してもらい、改札を出て、家電量販店などで充電をしても、その私鉄の駅ではJRの入場記録を消せない可能性があります。
これは、会社によって異なりますので、できる場合もありますが、基本的にはできないと考えておきましょう。