東海道新幹線の「のぞみ」が静岡を全て通過する理由とは?

東海道新幹線の最速達タイプ「のぞみ」が静岡県にある6つの駅すべてを通過してしまう理由をご存知ですか?

「静岡県が田舎だから」と聞こえてきそうですが、静岡県は都道府県ランキング10位の人口数を誇ります。

さらには、政令指定都市が2つも存在し、日本の中でも比較的発展している部類に入ります。

それなのに、どうして東海道新幹線の「のぞみ」は静岡県に停車しないのでしょうか。

今回は、「のぞみ」が静岡県に停車しない理由を考えてみました。

理由① 需要が少ないから

東海道新幹線は、東京と名古屋、大阪の3拠点を結ぶ路線です。

東京、名古屋、大阪は言わずと知れた日本三大都市で人口が集中しており、東海道新幹線を利用するお客様も、東京、名古屋、大阪に集中しています。

現在はどうなのか分かりませんが、コロナ禍以前は大阪から東京、名古屋から東京へのビジネス利用が大半でした。

逆を言うと、静岡から新幹線を使う人の数は少なかったと言う事です。

ということで、需要と供給のバランスから「のぞみ」を静岡県内に停車させないと言う選択肢を取っているのです。

理由② 三大都市圏の速達化のため

新幹線の場合、停車駅を1つ増やすごとに2分〜3分ほどのロスが発生します。

仮に「のぞみ」を静岡県内の駅に停車させると、少なくとも2分〜3分はロスすると言うことになります。

先ほども言いましたが東海道新幹線はビジネス利用が大半の路線です。

なので、少しでも大都市圏を速く移動できるサービスを提供したほうが良いと考えているのです。

私たちからすれば、ほんの少しの差ではありますが、ビジネスマンからすると、大きな差になるのかもしれませんね。

理由③ 「こだま」と「ひかり」がそこそこあるから

3つ目の理由は、「こだま」と「ひかり」がそこそこあるからです。

東海道新幹線は8割が「のぞみ」であり、「のぞみ」中心のダイヤが組まれています。

しかし、逆を言うと2割は「こだま」と「ひかり」です。

そして、静岡駅と浜松駅の時刻表を見ると、それなりに本数があります。

静岡駅の場合、ラッシュ時は1時間に6本、日中も1時間に3本は絶対に停車します。

東京や新大阪と比べると少ないかもしれませんが、田舎のローカル線よりも多いので十分と言えるでしょう。

リニア開業はどうなるのか?

リニア開業はどうなるのでしょうか?

東京、名古屋、大阪まで全線が開業すれば三大都市圏の輸送はリニア中央新幹線が担うことになります。

つまり、東海道新幹線の「のぞみ」は必要なくなるということです。

JR東海としては、「のぞみ」の需要がリニアに移動をした分、東海道新幹線に余裕ができるということで、静岡県内の停車回数を増やしていくようです。

そうすれば、静岡から東京、名古屋、大阪が一気に身近になります。

JR東海としても、その方が収益を得られるので間違いなく増やしてくることでしょう。

静岡県民からすれば、「これまで停車しなかったのに余裕ができたら停車するのかよ」と思う人もいるかもしれませんが、便利になるのは間違い無いと考えられます。

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