Yahoo!Japanを運営するヤフー株式会社は数年以内に週休3日制を導入することを明らかしました。
方法としては、土日に加えて希望する1日を休めるということです。
ただ、希望者多数が考えられる月曜日・金曜日は抽選になる可能性も高く、全てが希望通りとはならない可能性もあると考えられます。
これによる、業務の縮小はなく、人間の代わりにコンピューターを代用して今まで通りの水準に調整するようです。
大手では他社も導入する?
おそらく、数年後には大手と呼ばれる会社では、週休3日制を取り入れるはずです。
特に、コンピューターによる代用が容易な製造業やIT業界では極めて可能性が高いと考えられます。
また、ヤフーがこの制度を導入するということは競合する他社も同様の制度を導入しなければ優秀な社員を取られかねません。
ですので、ヤフーと同じような時期に週休3日制を導入するIT企業が続出するはずです。
中小企業にはできない
中小企業のでは週休3日制は夢物語になる可能性が高いです。
理由としては簡単で、ただでさえ人手不足の状況で休みが増えると売り上げに大きな影響をきたすからです。
もちろん、コンピューターによる代用も考えるでしょうが、初期投資が大きすぎてとても中小では対応できる事ではないと考えられます。
今でも週休1日や祝日出勤を行っている企業がたくさんある現状では、週休3日などほんの一部の優良中小にしか、ありえない話です。
週休3日がもたらす効果とは
週休3日なると、お金を使う時間が増えるということです。
もちろん、収入が増えるわけではないので、使える絶対数は増えませんが、貯金に回していたお金などが社会に出やすくなります。
これに伴い、儲かる企業は旅行やレジャー、商業施設関連と、スマホゲームなどを始めとしてはネットサービス業界です。
ということは、ネットサービスは一度作ってしまえば、メンテナンス以外では人は入りませんが、旅行・小売業界では、ただでさえ休みが少ない上に、さらに、休みが少なくなる可能性が高くなります。
結局、格差を広げているだけ?
この週休3日制導入は、業界による格差を広げるだけであり、何もいいことが見えてきません。
確かに、週休3日に入れたグループの人は嬉しいでしょうが、それに伴い週休2日が1日になったり、休みがなくなる人だっているのです。
全員を平等にすることは、絶対に不可能ではありますが、今以上に格差を広げることは望ましいとは言えません。
ヤフーはすでに決めてしまったので、仕方がないでしょうが、大手他社には普通に週休2日制度をこれからも実施していただければと個人的には思います。