とにかくお金がかかるし、回収できない!! 鉄道事業での成功は奇跡に近いレベル

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私たちが毎日のようにお世話になっている鉄道。

特に首都圏の鉄道網は世界一といっても過言ではないくらい、複雑で過密だと言われています。

大手私鉄やJR東・東海・西では鉄道事業で黒字を出していますが、第三セクターやJRのその他では、かなり厳しい状態が続いています。

まさに、鉄道事業で利益を上げることは、奇跡といっても過言ではないのです。

今回は、鉄道事業での成功がどれほど、奇跡に近いかをご説明します。

 

初期投資が莫大すぎる

鉄道は、他の事業と比べ物にならないくらい初期投資が莫大です。

私が思いつく限りでも、土地・線路・駅・車両・運行システムをそろえなければなりません。

もちろん、この他にも細かい物がたくさん必要で、距離や規模にもよりますが、数千億~数兆円は必要だと考えられます。

ちなみに、東京メトロ副都心線は、たった10キロ程度の区間にも関わらず、2500億円以上の工費が発生したと言われています。

 

収入源が少なすぎる

鉄道の主な収入である乗車料金が安すぎる問題があります。

例えば、一日に延べ100万人を輸送したとします。

1人当たりの乗車料金を少し多めですが、500円とします。

これによる、売り上げは5億円です。

そこから、人件費、電気代、メンテナンス費、その他雑費を差し引くと多くても1億円程度しか手元には残りません。

1億円も残れば、優良企業なのですが、実際はそれほど残りませんし、初期投資で使った借金を返す必要があります。

例え、毎日1億円返せたとして、5000億円の返済には13年以上かかります。

言ってみれば、13年間の間は利益0でも耐えれる資金力が必要なのです。

もちろん、公共交通機関ですので、国や自治体からの補助金などもありますが、それを考慮しても莫大な借金は免れません。

だからといって、交通機関の値上げは国からの許可が必要で簡単には上げれませんし、上げてしまうと利用客が減ってしまう恐れがあります。

 

不動産で儲けるしかない

鉄道会社の多くは、不動産をたくさん保有しています。

特に沿線回りには、その鉄道会社の土地しかないと言う事もあります。

正直言って鉄道事業よりもかなり儲けがいいです。

実際に、どの会社も鉄道事業は不動産事業の補助的な役割として考えている企業も多い事でしょう。

この前、上場したJR九州も不動産事業が好調なので上場が実現したみたいなものです。

 

第三セクターや中小鉄道は不動産がない

鉄道会社の利益の多くは不動産業ではありますが、第三セクターや中小鉄道会社では、残念ながら不動産事業を成功できていないケースが多いです。

理由は簡単で、都市部に不動産を持っていないからです。

というより、儲かる不動産を持っていないといったほうが正しい場合もあります。

いくら、大規模なビルや商業施設を立ち上げても、人がいなければ誰も借りてくれません。

ある程度の中規模都市でも苦戦しているのに、第三セクターが通るような地域が不動産で成功するはずがありません。

なので、第三セクターや中小鉄道会社は赤字を垂れ流している状態が続いているのです。

 

第三セクターや中小鉄道は観光で儲ける

中小鉄道でも成功している事例はいくつもあります。

その中でも、有名なのは埼玉県秩父地方を地盤とする秩父鉄道です。

元々は、貨物線だったようですが、今は都内から日帰りで行ける観光路線になっており、かなりの利益を上げているようです。

もちろん、西武鉄道の協力があっての事ではありますが、成功例と言えるでしょう。

秩父鉄道の利益について

秩父鉄道は「観光で儲けてないだろう」という方もいると思うので、一応補足しておくと、今も貨物列車を運行しており、その売り上げは2割だと言われています。

また、沿線開発(不動産業)も好調でそちらの利益も大きいです。

ただ、観光業も好調で、定期外利用客が伸びていることは事実です。

このように、第三セクターや中小鉄道会社でもアイデアや他社との協力で利益を出すことは可能です。

鉄道事業を始めたいという方は、出来るだけ初期投資が少ない、既存路線の購入を検討してみてはいかがでしょうか(笑)

お金と勇気と事業計画書さえあれば、運営する事自体は無理な事ではないはずです。



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