トランプ大統領が就任後、株価・為替共に不安定な状況が続いています。
不安定な状況というのは、人間心理的に負けやすく手を出すなとも言われています。
おそらく、今年はこのような不安定な状況が続いていくと考えられます。
そんな、不安定な中でもリスク最小限で今が買い時の銘柄も存在します。
今回は、個人的に今が買い時だと思う銘柄をご紹介したいと思います。
東芝 6502
まず、一つ目の銘柄は不正会計、米原発事業の失敗で再建中の東芝です。
不安材料が発表されるたびに株価が下がり、かなり不安定な状況と言えますが割安感はあります。
半導体売却、その他事業も売却する中で稼げる事業が無くなったと言われていますが、「TOSHIBA」のブランドは残り続きます。
このブランドさえあれば、再建は比較的容易だと思います。
また、ホームページを見ていただければ分かりますが、交通インフラや情報通信、送電技術など私たちの知らない部分でも事業を展開しています。
たとえ、東証二部への降格が確実となっても必ず復活する事だろうと期待が出来ます。
とにかく、売る物が残っている現在では倒産の可能性も極めて低いと考えられます。
本当に売る物がなくなった時、東芝の終わりといえるでしょう。
回復までは乱高下が激しい相場になりますが、耐えられる資金があるのであれば、ぜひ購入をおすすめします。
また、下がりきっている今だからこそ、紙切れになったとしても負けは最小限で抑えることが出来ます。
少ないリスクで大きく稼ぎたいのであれば、東芝株の買いが一番でしょう。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント 3765
次の買い株は、大人気スマホゲーム「パズドラ」の収益が減り、更にヒットタイトルを出せないガンホー株です。
パズドラに頼り過ぎた過去が今の減収減益を招いている事は明らかです。
稼いでいるうちにヒットタイトルを出したいと思い様々なゲームをリリースしましたが、どれも失敗気味に終わっています。
その結果、株価は大幅に下がり、時価総額は最盛期の5分の1未満になってしまいました。
しかし、今後はスマートフォンまたは、それに続く後続端末がますます普及する事は間違いありません。
そうなると、任天堂、ソニー、マイクロソフトが発売するゲーム専用機は間違いなく今以上の衰退が予想されます。
そうなると、スマホゲームでのノウハウを兼ね備えたガンホーに新たな勝ち目が見えてきます。
スマホゲームに求めらる事は、ミニゲーム性です。
本格ゲームは、スペックや通信容量など制約が多すぎて実現は出来ません。
とにかく、パズドラのようにミニゲームを主体としたゲームでかつシンプルな作りが出来れば、ヒット作品になる事は間違いありません。
ガンホーというブランド力を最大限に生かして、他社が真似できないような挑戦を続けて欲しいです。
シャープ 6753
鴻海に買収されて以降、順調に株価を回復させているシャープは、すぐにでも買ったほうが良い銘柄の一つでしょう。
年内に東証一部への復活宣言も発表しており、実現が可能かは別として間違いなく勢いを取り戻しています。
数年後には鴻海から自社株を買い戻すことができ、子会社から外れる可能性も十分にあります。
シャープ最大の強みはデザイン性だと私は思います。
正直、素人の消費者には最先端技術など必要ありません。
では、何が重要かというと、他社よりも見た目がカッコいい事です。
空気清浄機にしても、テレビにしても他社を飛び抜けてデザイン性が優れていると思います。
また、AQUOSやプラズマクラスターなどブランド戦略も得意としています。
このようなノウハウを活かすことが出来れば、想像以上に早い復活が見れると思います。
一番期待しているのはガンホー
今回、今が買い時の3銘柄をご紹介しましたが、個人的に一番期待しているのはガンホー株です。
理由は簡単で、ゲーム事業は小資金で大きなマネーを稼ぐ事が可能だからです。
今の時代は何が当たるかは正直、予想が難しいです。
もしかすると、今まで日の目を見なかった、ガンホーの「セブンス・リバース」が急に爆発するかもしれません。
確か、パズドラもリリース当初は、全く人気がありませんでした。
その後、改良やコラボによって徐々にダウンロード数を増やし、日本一のスマホゲームとなったのです。
今は、リリースした瞬間が重要と言われますが、本当に面白ければ、リリース後でも十分にヒット作品を狙えます。
ぜひ、過去のノウハウをフルに発揮して再び任天堂と肩を並べる時価総額を記録していただければと期待しています。