あの日から6年、私たちに今できる事

東日本大震災が発生してから6年が経ちました。

6年前の今日は、中学校の卒業式から数日が経ち、高校受験を翌日に控えた受験生でした。

その当時、関西に住んでい私は、揺れを感じる事もなく、テレビで被災地の映像を眺める事しかできませんでした。

まるで映画のような映像を夕方のニュースで見たときは、本当に信じされず、一番被害の大きかった地点の映像だろうとさえ思いました。

しかし、実際は福島・宮城・岩手の太平洋側すべてがこのような津波被害にあっており、私の想像を遥かに越す出来事が起こっていたのです。

 

私がやって来た事は募金だけだった

東日本大震災が発生して以降、私が復興のためにできた事は、ほんの少額の募金だけでした。

自主的に行う事もあれば、学校や企業から半強制的に徴収された物もありました。

ただ、残念なことは、そのお金がどこで、どのように使われているのか分からない事です。

今日もYahoo!募金を通して2つの団体に気持ち程度の募金をしましたが、本当に使われているのか確認のしようがありません。

もちろん、募金先の団体を信じたいのは山々ですが、今の時代ですので詐欺といった事も少なからずあります。

また、募金というと聞こえはいいですが、実際は自己満足で終わっているような気がします。

実際に私も、募金をした事だけで満足してしまい、被災地の実情などは、把握出来ていません。

 

①今年こそは、東北へ行く

本当に、被災地の為にと思い、前々から東北に旅行に行ければと考えていました。

そうすれば、間違いなく被災地の企業にお金が入り、地方消費税として自治体にもお金が入ります。

もちろん、観光客が増える事で、新たな雇用が生まれ経済も復活するかもしれません。

また、被災地を訪れる事で、テレビでは分からない現状や当時の様子が分かる事もあるでしょう。

ボランティアとなると、少しハードルが高くなりますが、観光で復興の支援が出来るとなると、皆さんにも可能ではないでしょうか。

本当に危険な場所に行けとは言いませんが、旅行を検討される場合は、ぜひ被災地も候補の一つとしてお考えください。

 

②近い将来、発生する地震対策

私たちが、今できる事の2つ目として今後発生の予想される南海トラフ巨大地震や首都直下型地震に対する対策です。

防災袋を用意し、避難場所を確認しておくだけでも減災につながります。

もっと欲を言えば、地方が主催する避難訓練への参加や自宅の補強なども減災に大きく貢献するはずです。

我々の予想を遥かに超える地震が発生する可能性はゼロではないと言う事が東日本大震災から学んだはずです。

その教訓を生かして、少しでも被害を抑えることが我々の使命ではと思います。

 

③記録や記憶を残していく

現在は、メディアを中心に発生日当日に特集を組むなどして、あの日の出来事を忘れないような取り組みを行っています。

しかし、歳月が経つごとに、風化してしまい、メディアでの取り上げ方も徐々に薄くなってしまいます。

これは、仕方のない事なのでしょうが、我々としては東日本大震災があった事実を次の世代にもしっかりと伝え無ければならない使命があります。

話は、変わりますが阪神淡路大震災を思い出してください。

日本で初めて震度7を記録した地震で神戸の街は壊滅的な被害に遭いました。

私がちょうど生まれる少し前の出来事で、親からの話や資料ビデオ、震災関連の施設などを通じて、どのような被害だったのかある程度は理解しているつもりです。

しかし、今の小学生が阪神淡路大震災の事を知っているかというと、神戸から離れるにつれ、存在すら知らない子も沢山いるのではないでしょうか。

被災者としては、当時の事を思い出したくないでしょう。

大切な人を失ったり、大切な資産を失った過去は、記憶から消し去りたいとまで考えている事でしょう。

しかし、それでは悲劇が悲劇のまま終わってしまいます。

私たちが出来る事は、次の世代に事実を伝え、教訓を残すことです。

特に実際に被害に遭われた方からのメッセージや文章は、どんな資料映像よりも価値があります。

私は、体験していないので、そういったメッセージや文章を残すことが出来ませんが、このように呼びかける事は出来ます。

東日本大震災では、地域柄か高齢者も多く大変な苦労をされた方もいるでしょう。

ぜひ、そういったエピソードを難しいとは思いますが、何かに残して、次の世代にも伝えていただければと思います。

 

最後になりましたが、震災から6年が経った今も12万にを越す方が避難生活を余儀なくされています。

本当の意味での復興は、数十年や、もしかすると数百年近く時間がかかるかもしれません。

しかし、それでも支援を続ける人がおり、絶対に完全復興も出来るはずなので、希望を捨てないで欲しいです。

ぜひとも、一日でも早く、被災された皆様が安心して暮らせる日常が戻ることを願っております。

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