日本の自動車大手7社と言えばトヨタ、日産、スズキ、SUBARU(富士重工)、ホンダ、三菱自動車、マツダがあります。
いすゞ自動車や日野自動車もだろとツッコまれるかもしれませんが、今回は自家用車を作っている東京証券取引所に上場している日本の大手自動車メーカーだけに絞らせていただきました。
圧倒的に強い会社は、トヨタで間違いはないのですが、どの程度の差があるのかご存知ないと思います。
そこで、今回は、大手7社にどの程度の違いがあるのか、わかりやすく図で見て頂ければと思います。
単独売上高(2016年3月期)
単独売上高では、ご覧の通りトヨタ自動車が圧倒的な売り上げを誇っていることが分かります。
2位の日産自動車との差は3倍以上の差があり、世界のトヨタと言われる理由も納得です。
日産自動車とスズキでは金額にして2倍もの差があるにも関わらず、トヨタが圧倒的過ぎて図では、全く目立っていません。
それだけ、日本の自動車市場はトヨタによって回っていると言う事です。
連結売上高(2016年3月期)
単独売上高同様に、トヨタが独走状態ではありますが、日産自動車・本田技研工業が若干追い上げてきました。
本田技研工業に関しては、単独では3位でしたが連結になると2位に浮上しています。
子会社の少ない、富士重工、マツダ、三菱自動車、スズキに関しては単独より若干増えたものの、大きな変化はない状態です。
連結営業利益(2016年3月期)
連結営業利益を見てもトヨタの独走には変わりありませんが、2位以下は大きく変わりました。
特にスバルは、売上こそは低いものの利益が高く、利益率だけで見るとトヨタを抜いています。
どうして、このように優秀な成績でいられるかというと、北米での成功があります。
日本ではマイナーな部類に入りますが、北米だけで見ればシェアが高くなっていることが、この利益を保っている秘訣です。
連結従業員数
従業員数でもトヨタの独走が目立つ結果となりました。
ただ、本田技研に関しては売り上げの割に従業員数が多いような気がします。
単独で見るともっと少ないですが、人件費にお金がかかって営業利益が下がっているのではと考えられます。
まとめ
今回の図で見ていただきました通り、トヨタのすごさは本物です。
それどころか、トヨタ自動車の連結には「デンソー」や「アイシン精機」が含まれていない為、グループ全体としてはもっと大きな売り上げを持っています。
おそらく、皆さんが想像するよりも大きな存在だったのではないでしょうか。
逆に、トヨタ以外の大手6社に関しては、想像以上に規模が小さい企業もあり、新たな発見も多かったのではと思います。
別の業界でも同じように一目でわかる勢力図を今後、作っていければと思います。
※今回のデータは、あくまでもこの記事を書いている2017年3月現在で手に入る情報ですので、今後変わる事もございます。
トヨタの強さは本物だと、改めてわかった方も多いのでは?
それにしても、最強すぎる