求人広告の9割は嘘で固められているという真実

皆さんは求人サイトや求人雑誌を見た事がありますか?

おそらく、9割以上の方は一度ぐらい、覗いたことがあるのではないでしょうか。

私は見るたびに疑問に思う事があります。

それは「どこの企業も同じような事を謳い文句にしている」という事です。

A社とB社を比較しても、同じような待遇が並んでおり、企業紹介の文章まで構成が同じだなと感じた事があります。

 

実は、ほぼ代理店で作られている

どうして、同じような内容の求人広告が多いのかというと、代理店が作っているからです。

特にアルバイト求人では、その割合が高く、条件だけ聞いて、それをもとに代理店が原稿を作ります。

転職や新卒も基本的には同じで、条件と簡単な社員インタビューだけで、後は代理店がHPを参考にしたり、頭の中の想像で作成し、何度かのやり取りを終えた上で、掲載されています。

私も代理店での勤務経験があり、数え切れないほどの企業様の原稿を作成しました。

しかし、条件を聞くといっても最低限の事だけで、ひどい時は、全てを想像で作成するので、段々ネタが尽きてきてしまい、同じような内容の広告ばかり作っていました。

 

クライアントも確認をあまりしない

広告主は自社の求人広告を代理店に作らせ、あまり確認をしないで掲載する事が多くあります。

流石に大手の場合は確認が厳しいですが、中小になると確認作業もないまま、代理店を信じて、出稿と言う事も多々ありました。

その結果、嘘の情報が広告として流れてしまい、面接や実際に働いた際に大きなギャップがあるのです。

 

なぜ、代理店は嘘を並べるのか?

な代理店が嘘をつく理由は、大きく二つあります。

一つ目は、効果の出せる広告を作ればリピーターになってくれるからです。

クライアントが確認をしないのであれば、問題にならないギリギリの過大広告を掲載したほうが人も集まり、クライアントも喜びます。

その結果、次も頼もうと言う事になり、継続顧客が増えていくのです。

二つ目が、先ほども言いましたが、情報が少ないと言う事です。

営業が聞いてきた最低限の情報をもとに、アシスタントが作るケースが多く、ほぼ想像でしか原稿を作れないのです。

営業もアシスタントを信頼して確認作業を怠る事があるので、嘘の広告がそのまま出稿されるケースもしばしあります。

 

本当の事が知りたいのであればハローワークが一番

基本的にハローワークであれば、その会社の人事や社長が書類を作成して、登録を行っていますので、嘘が少ない気がします。

ただ、人事担当も少しでも効果を出したいと思い、嘘を並べる場合があります。

しかし、広告代理店が想像で作る原稿よりはリアルな事が書かれているはずですので、求人広告をみて「いいな」と思ったらハローワークの求人票を見に行くことをお勧めします。

また、ある程度の企業であればホームページがあり、採用ページが存在する場合もあります。

これも、代理店が作っているケースが非常に高いですが、値段が高いため、念入りにチェックする可能性が高く、嘘が少ないかなと思います。

もちろん、中には求人広告と同様に、任せきりの場合もあるので、注意が必要です。

私も代理店が作る広告に何度も騙されたことがあります。

「書いている事を信用するな」というのは難しい事ですが、求人広告の9割は全く会社の実情を知らない第三者が書いていると言う事を覚えておいて損はないと思います。

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