経営者や経営陣に近い立場の人にとって切っても切り離せないのが売上です。
長年、経営をやっている人であれば、誰だって一度ぐらいは売上が減少してピンチを迎えた事があるでしょう。
そんな時に立て直す方法として様々な方法がありますが、多くの場合はさらに最悪の状況を招くでしょう。
特に中小企業であれば、そのまま倒産ということも考えられます。
今回は、そんな売上減少のピンチを解決する一番の方法をご紹介していきます。
第三者に相談する
弁護士や税理士、コンサルティングなど経営を外から見ている第三者に相談する事である程度は解決します。
理由は、冷静な目で判断してくれるからです。
人はピンチになると焦り、冷静な判断が難しくなります。
これはビジネス以外の場面でも同じです。
特に、お金が絡むと本当に適切な判断が全くできません。
それを正しい方に導いてくれるのが第三者です。
もし、弁護士や税理士、コンサルティングなどを雇うお金すらもなければ、友達でも大丈夫です。
たとえ、経営の素人だとしても冷静な判断力で言えば、焦りを見せるあなたより遥かに上です。
筒に隠さず、これまでの状況はもちろん、これからの行動予定も話し、間違った判断をしていないか確認しましょう。
社員に相談する
会社の売上が落ちている原因の多くは社員が一番知っています。
特に現場の最前線でお金を稼いでくる営業職は全ての状況を理解している事もあります。
私の経験で多いのは、社員のやる気がピンチを招いているケースです。
例えば、サービス残業当たり前、ボーナスカット、商品品質の低下によるクレームなど営業職のやる気を奪うことは様々です。
そういったことを理解する上でも、社員一人ひとりに面談の時間を設け経営状況改善に向けたアドバイスをもらう事も必要です。
売上の回復が可能かを確認する
売上が減少した時、一番にしなければならないのが原因調査です。
調査については、実際の数字を見て、社員面談を行えば大まかな原因は判明します。
そして、次にするのが回復可能かの判断です。
多くの場合は回復可能だと思いますが、不可能と判断した場合は、支出を減らすしかありません。
無駄な経費や仕入れ値を落として売上が下がっても利益は減少前に戻すのが得策です。
そのためには、社員の協力が必要不可欠です。
面倒でも、もう一度個別面談を行い協力を煽りましょう。
例えば、残業代の支給が難しいので残業を控えてもらうようにしたり、接待費や備品購入費の節約をお願いするなど協力してもらえることは沢山あります。
ただ、やる気を損なうような協力は極力控えるようにしましょう。
まとめると、社員と話し合う事が一番の解決方法
今回の記事を一言でまとめると、「社員に相談しよう」という事です。
売上が下がった原因も解決方法も全て社員は理解しています。
これは会社規模が小さくなればなるほど、当てはまります。
中小企業の社長は全てを一人で抱え込んでしまう癖があります。
それを今すぐやめて、社員と一体となった経営を目指しましょう。
そうすれば、そもそも売上減少のピンチもなかったかもしれません。
社員を駒だと思わず、社員を頼りにしていく事が大切だと思います。