皆さんは投資というと、どのような事だと思っていますか?
一言に投資と言っても様々な投資が存在する事を皆さんはご存知だと思います。
しかし、極論を言ってしまえば投資には2種類しかありません。
それは、「自分への投資」と「他人への投資」です。
自分への投資とは、習い事や本、道具や設備購入など自らが成長したり、お金を稼ぐための行為です。
もう一方の他人への投資とは、株式や投資信託、為替など一般的に投資商品と言われるものを売買して利益を得る行為です。
多くの人は、投資と言われてイメージするのは後者の他人への投資ではないでしょうか。
自分への投資は無意識でやっている
自分への投資は、多くの人が無意識のうちにやっています。
例えば、スポーツジムに入会したり、高価なブランド品を買ったり、野菜ジュースやサプリメントを飲んだりなど、全て自分への投資行為です。
しかし、残念ながら投資のリターンを得ている人は少ないでしょう。
例えば、スポーツジムでは入会している事に満足をしており、通いもしていない人が大勢います。
完全にこれは、投資の失敗と言えるでしょう。
他にも分かりやすいのは、本です。
買っただけで満足しており、本を読んでいると自慢してくるバカもいます。
これも、残念ながら大失敗です。
このように、自分への投資は、どんな人でも行なっていることなのです。
そもそもを言うと、家賃だって、食事だって、娯楽だって全て自分への投資です。
それらによって日々の生活が快適に送れ、仕事で力を発揮出来ているのであれば、投資の成功と言えるでしょう。
しかし、事実としては失敗の方が多いはずです。
というより、そもそも投資をしている実感のない人がほとんでしょう。
まずは、自分への投資は無意識のうちに行われている事実を認めることから始めて、その投資を無駄にしないように心がけましょう。
他人への投資は怖い
自分への投資は無意識のうちにやっているのに、投資というと「怖い」や「手を出してはいけない」と考える人が大勢います。
確かに、株式や為替などは他人や他国家の事を信用する事から始まるので信用出来ない・怖いと感じる人もいるでしょう。
しかし、自分で稼げないのであれば、他人に委ねるしか稼ぐ方法はありません。
というより、一人の力では、どんなに頑張っても月に1000万円ぐらいが限度です。
それを、従業員や株式に投資をする事で何億や何百億というお金を生んでいる人が世の中で成功しているのです。
もちろん、失敗もあります。
しかし、その失敗を恐れていては絶対に成功はしません。
この先は人工知能の発達により、人間の仕事が減っていくことは確かです。
そうなると、今以上に自分の力で稼ぐことが出来ず、誰かに委ねるしか稼ぐ方法がなくなるのも目に見えています。
そうなる前に、他人への投資に慣れなければなりません。
分散することで恐怖も分散
いくら、他人を信用しようとしても簡単には信用できないのは当たり前の事です。
そもそも、どこの誰かも分からない人に数十万でも預けようと思う人は異常とも言えるでしょう。
なので、他人への投資は慎重にならなければなりません。
株式投資を具体例にすると、過去の値動き、業績、業績予想は最低限理解しなければなりません。
その上で、本当に今後も安定的な利益をもたらしてくれるかを吟味する必要があります。
しかし、事実としてそれほど吟味する時間もなければ、そもそも材料が少なく吟味出来ない場合もあるでしょう。
そういう時は、分散投資がオススメです。
分散投資とは様々な会社に投資をする事で、一社に依存せず、トータルで稼ぐというものです。
そうする事で例え、一社が潰れたとしても、残りが利益を上げてくれれば何の問題もありません。
短期で稼がない
投資を始めたばかりは、短期で億万長者を目指す人が大勢います。
私も1日で総資産が倍以上になり、テンションが上がったこともあります。
しかし、残念ながらそういった短期的な稼ぎ方をしていては、どこかのタイミングで資産が無くなってしまいます。
実際に私も倍になった資産はもちろん、元本まで溶かしてしまった過去があります。
明日、明後日などの事は一切考えず、10年後も豊かに暮らしたい事だけを考えれば、短期的な売買は抑えられるはずです。
まずは、1万円から
いきなり、他人への投資に100万円を用意しろと言われても困る人も多いでしょう。
なので、月に1万円からでも大丈夫です。
1万円で購入できる銘柄は限られていますが、存在しなくもありません。
または、10ヶ月間貯金して、そこから株式を売買するのも悪くありません。
とにかく、怖がらずに他人への投資を始めてみる事がこれからを生き抜く為に必須だと私は思います。