スマートフォンゲームの「パズル&ドラゴンズ」などを提供するガンホーが任天堂と業務提携を視野にいれて協議をしているとウォール・ストリートジャーナルが伝えました。
これにより12月13日のガンホー株は急騰し、14日も株価を維持したまま終わりました。
噂だとすれば、14日の株価は急落してもおかしくなかったのですが真実が明らかになっていない為、3円プラスで終わりました。
本当に協議しているのか?
現時点ではガンホーはウォール・ストリートジャーナルの取材に対して否定しているとのことで真相は明らかになっていません。
なので、協議をしているかもしれませんし、していないかもしれないということです。
私の勝手な予想ですが、おそらく協議はしていても、そこまで大きくは進んでいないと思います。
理由は、任天堂が提携したいと思う理由が見当たらないからです。
DeNAと手を組んだ時にはDeNAの持つソーシャルゲームのノウハウなど任天堂にはないものが沢山ありました。
しかし、DeNAと手を組むことでノウハウも手に入り、任天堂の持たない技術も手に入りました。
それに、任天堂とDeNAは業務提携だけではなく、お互いの株を持つ資本提携もしています。
なので、DeNAを裏切るということは任天堂にとっても資産価値を減らす事になるのです。
では噂はなんだったのか?
任天堂とガンホーはマリオとパズドラのコラボゲームを過去に3DS専用ソフトで出しています。
なので、両社のIP(キャラクターコラボ)の第二弾が進んでいても不思議ではありません。
その情報が、少し違った形で報道機関に伝わってしまったのだと私は思います。
もし、本当に業務提携をしたら?
噂とはいえ、あのウォール・ストリートジャーナルが手に入れた情報なので、本当に進んでいるかもしれません。
もし、本当に業務提携が実現すればガンホー株はさらに上昇すると思います。
ただ、だからと言ってガンホーの業績が劇的に良くなるかと言われると疑問が残ります。
おそらく、資本提携まではしないと思われるので、関係性としてはDeNAの方が強くなります。
なので、任天堂も本気の作品を出すときはDeNAと手を組むでしょう。
ただ、パズドラは誰もが認める大ヒットゲームで高品質スマホアプリの先駆けと言っていい存在です。
なので、個人的には業務提携をしてくれれば、DeNAとは少し違った攻め方が見れるのかと楽しみにしています。