【貯金が出来る人】と【貯金が出来ない人】の違いをご存知ですか。
「そんなの収入の違いだろ?」と思う人も多いでしょうが収入はそれほど関係ありません。
実際に、隣に座る同僚と給料は同じなのに、貯金額が全然違うという事もあります。
また、後輩の方が給料は少ないのに貯金額で負けていると言う事も実際にあるでしょう。
つまり、収入が多いから貯金が多く、収入が少ないから貯金が無いのは、貯金が無い人の言い訳に過ぎないのです。
収入-支出=貯金を理解する
貯金を始めるためには「収入-支出=貯金」の式を理解しなければなりません。
貯金の部分が少しでも増えるような式を組み立てれば、自然と貯金は増えていくと言う事です。
では、どうすれば貯金を増やす事が出来るのでしょうか?
その答えは簡単で、収入を増やすか支出を減らすしかありません。
多くの人は収入を増やす事を真っ先に考えますが、実際は支出を減らす方がよっぽど簡単です。
ここで理解していただきたいのは、収入の数字にこだわるのではなく、支出の数字にこだわる事です。
収入は自分の力不足で限界はありますが、支出には限界はありません。
とことん節約をすれば、「税金の納付だけしか支出がない」なんて状況も可能です。
実際には、そこまで出来ませんが、減らす方法についてはいくらでもあると言う事を頭に入れておいてください。
貯金が無い人のパターンとは?
貯金が無い人は、以下の2つのいずれかに当てはまります。
①収入が少なくて貯金が無い
②収入は多いのに貯金が無い
ここで言う収入が少ないとは、最低賃金×160時間です。
現在の日本では、最低賃金と呼ばれる制度があります。
これは、労働者の生活を守る為のルールで、国が考える最低限の生活ができる給与と言う事になります。
つまり、労働の基本は週に40時間×4週間ですので、最低賃金×160時間=最低収入と言う事になります。
もし、この最低収入に届いていないのであれば、仕事の時間を増やしてください。
そうすれば、少なくとも収入が少ない状況からは脱出が出来ます。
収入が多いのに貯金が無いを改善する方法
さて、やっと本題に入ります。
収入が多いのに貯金が無い人は、必ずしも散財と言う行為を行っています。
「いや散財なんかしていない」そう思う人も多いでしょうが、そんな事はありません。
おそらく、その人は散財の基準が甘すぎるのだと思います。
私の場合は月々に使える金額を項目別に決めています。
会社でいう予算のようなものだとお考え下さい。
これを超す事があれば、もうそれは散財になるのです。
多くの人は、月々の予算などを決めずに生活をしていると思います。
まずは、その予算設定から始めて下さい。
それをするだけで、貯金が出来る人へ一歩近づきます。
散財を止める心理とは?
予算を決めただけで貯金が出来る人は、もともと貯金のセンスがあったと言う事です。
つまり、多くの人はそれだけでは貯金は成功しません。
実際に予算を決めても、想定以上の出費があり計画通りに進む事は稀です。
では、どうすれば計画通りに進められるのか?
そこには心理学を理解する必要があります。
そもそも、散財してしまう理由は見栄を張りたいという気持ちからです。
少しでも良い物を身に着けておきたい、少しでも良い部屋に住んでおきたい、少しでも良い物を食べたい。
そんな思いが誰にでもあると思います。
しかし、その心理は「良い生活がしたい」ではなく、「良い生活をしているように見せたい」が強いのです。
そう、この良い生活をしているように見せたい心理を別の形で利用すれば散財は止められるのです。
見栄の張り方を変える
「良い生活=高い物を購入する」そんなイメージを持っていると思いますが実は違います。
良い生活とは、お金に余裕のある生活の事を指します。
少し想像してみて下さい。
見栄を張ってブランド品を身にまとっている自分と、見栄を張らずユニクロを着ている自分ではどちらが周りに羨ましがられると思いますか?
これだけを言われると、前者の方が良いと思われますが、財布の中身が前者は1000円で後者は3万円だとすれば、どっちがいいでしょうか。
これでも、前者の方が良いと思う人は、もう少し別の考えを持った方が良いかもしれませんね。
例えば「高級車に乗っているがガソリンを買うお金がない人」と「普通車だがガソリンはもちろん、高速道路にも躊躇なく乗れる人」どちらが羨ましいですか?
ここまで来ると、さすがに後者と答える人が圧倒的でしょう。
つまり、「見栄を張る=高い物を買う」ではなく、「見栄を張る=現金を持っている・現金に余裕がある」に考えを変える必要があります。
そうすれば、自然と散財は減ります。
そして、お金は貯まっていくでしょう。
実際に多くの人は、物で見栄を張るより、現金を持っている人に興味があります。
その事を理解すれば、高い買い物には意味がないと言う事が分かってくるはずです。