ヘルプマークを付けている人はどんな人?

ヘルプマークってご存知ですか?

ヘルプマークとは、外見からは分からないけれど援助や配慮を必要としている方が身に付けるマークです。

似たようなものとしてはマタニティマークがあります。

こちらは、一見分からない妊娠初期の女性が鞄に付けているのを見かけたりします。

ヘルプマークの説明にも妊婦は含まれていますが、マタニティマークの方が認知度は高いでしょう。

そこで、今回はあまり知名度のないヘルプマークがどのような物なのかを解説していきます。

どんな人が付けているのか?

外見からは分からないけれど援助や配慮が必要、と言われてもピンと来ない方が多いのではないでしょうか。

東京都福祉保健局の説明文には、義足や人工関節、内部障害、難病などとあります。

それでもやはりピンと来ない人がほとんどだと思います。

具体的に挙げると、聴覚障害、視覚障害、発達障害、自閉症などと言うと分かりやすいでしょうか。

これらの障害を持っている方々は、一見健常者と変わりがありませんが、日常生活や緊急事態に迅速に対応出来ない事もあります。

ですから万が一の場合に備え、ヘルプマークを付けているのです。

どんな事に困っているのか?

では、どのようなことに困ってヘルプマークを付けているのでしょうか。

一概に外見からは分からない、と言ってもそれぞれ持っている障害は違っています。

妊娠初期の女性でも援助や配慮をまったく必要としない方もいれば、つわりが酷く電車やバスで立っているのが辛くなる方もいます。

ですので、様々な事情によってヘルプマークを付けているといってよいでしょう。

外見からは分からないからこそ、本人たちにも一概化出来ないのです。

一人一人に事情を説明できないからこそ

ヘルプマークを付けている多くの方は、「援助や配慮を必要としているのではない」のではないでしょうか。

彼らの多くは外見からは分からないため、多くの奇異の目にさらされてきているのです。

分かりやすい例として、人工関節の若者が満員の交通機関で優先席に座っていれば不審な目で見られる事でしょう。

また、聴覚が弱い方がイヤホン型の補聴器を付けていた場合、歩きイヤホンは危険行為に思われるかもしれません。

一見不謹慎のように思われるこれらも、ヘルプマークを付けている方々にとってはやむを得ずの行動であったり、必要な物なのです。

外見からは分からないという事は、他の人には理解されにくい事情を抱えているという事です。

これらを一つずつ、都度説明することは不可能ですし、相手に理解、納得してもらえない事も多くあります。

そしてこの事はヘルプマークを付けている人にとって、大きなストレスとなります。

必要であるからこその行動を非難されてしまうと、最悪の場合その後身動きが取れなくなってしまう事もあります。

これは眼鏡をかけている方の眼鏡を取るのと同義なのです。

眼鏡であれば分かりやすいですが、外見からは分からない事情だからこそ複雑なのです。

不測の事態や場にそぐわない事があるかもしれませんが、「それは事情があるからです」と周囲の方に知ってもらうためには、ヘルプマークを付けるのが一番良いのです。

私たちはどうすればいいのか?

先述の通りヘルプマークを付けている方は、積極的な援助、配慮を望んでいない場合が多いです。

ですのでヘルプマークに気付いたら、そっと見守るのが一番です。

不審に感じた時は、異変だと決めつけずにまずは冷静に声を掛けてみて下さい。

不審だと思った行動が、相手にとっては必要な事かもしれません。

しかし緊急事態の場合は、何に困って何が必要であるのかに耳を傾けてみて下さい。

ルーティンワークから外れるのが苦手な方であれば、ルーティンに戻れるように手助けすると喜ばれるはずです。

例えばダイヤの乱れに対応出来ずに、どのホームに行けば分からなくなる方もいらっしゃいます。

ヘルプマーク=怠け、悪用ではない

援助や配慮を心苦しく思う方も多くいらっしゃいます。

普段から周りに迷惑をかけないよう気を付けて行動していますので、申し訳なさを感じてしまうようです。

ヘルプマークを悪用する人が問題になる事もありますが、本当に必要があって身に付けている方の方が圧倒的に多いのを忘れずにいて下さい。

障害のある方、ない方がお互いを理解し合い、優しさと思いやりが連鎖する社会にして行けたら良いですね。

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