今や1ビットコイン300万円以上の価値がありますが、2015年ごろの1ビットコインの価値を覚えていますか?
その当時は、1ビットコイン4万円前後でしたので、6年ほどで100倍近く成長していることになります。
乱高下はあるものの、確実に成長し続けるビットコインですが、これからも成長していくのでしょうか。
また、ビットコイン以外の仮想通貨、通称アルトコインも今後どうなっていくのでしょうか。
今回は、今後の仮想通貨がどうなるのか予想をしてみました。
ビットコインは投資対象なのか
予想の前に、そもそもビットコインが投資対象になるのか考えていきましょう。
結論としては投資対象にはならないと考えています。
その理由は、資産として考えるには値動きが激しすぎるからです。
どんな資産にも値動きは付き物ですが、それにしてもビットコインの値動きは大きすぎます。
その証拠として、2021年4月の段階では1ビットコイン600万円近くあったものが、2ヶ月ほどで400万円以下にまでに落ちてしまいました。
率にすると、30%ですので、ドル円に例えるなら1ドル110円だったものが2ヶ月ほどで、1ドル77円まで下落したことになります。
こんなことになれば、世界は大混乱ですよね。
なので、ビットコインを投資対象として考えるのはかなり危険なのかと考えています。
ビットコインはこの先どうなるのか?
現時点では下落が続いているビットコインですが、今後10年以上の長期的な視点で考えると上がっていくだろうと予想しています。
具体的な金額としては1ビットコイン1000万円を超えることも十分にあり得るだろうと考えています。
その理由としては、新興国の人口が増え、そういった国でビットコインが頻繁に使われるようになるからです。
日本をはじめ、先進国の多くでは人口減少傾向にあります。
それに対してインドやアフリカなど新興国では、人口がどんどん増えていきます。
その結果、新興国の力が強くなってくるのですが、通貨の信用が弱いため、自国の通貨よりも、仮想通貨を積極的に取り入れようとする動きが強くなるはずです。
また、グローバルな取引ではで為替リスクが必ずついてくるのですが、ビットコインが当たり前になれば、そういったリスクも払拭できます。
よって、ほとんどの新興国でビットコインが使われるようになり、先進国もそれを使わざる得ない状況になると考えられます。
実際にすでにビットコインを法定通貨として認めた国もあります。
遠い未来の話ではなく、10年以内に間違いなく、ここで紹介したような未来が来るはずです。
ビットコイン以外の仮想通貨はどうなるの?
ビットコインは、ほぼ間違いなく価値が上がり続けると考えているのですが、それ以外の仮想通貨、通称アルトコインはどうなるのでしょうか。
今やアルトコインの種類は数千種類以上あり、その中には無価値になって消えていった仮想通貨も沢山あります。
実際にあった事例としては、著名人があるコインを購入した事を発表し、一時は上昇するものの、その後、42億分の1にまで価値が落ちてしまうという出来事がありました。
つまり、どういうことかというと、仮に42億円を投資していたとします。
それが、一瞬にして1円にまで価値が落ちたという事です。
もちろん、42億円未満の投資しかしていない人がほとんどなので、全財産が奪われたということになります。
このように、ビットコイン以外の仮想通貨には、ビットコイン以上のリスクがあります。
よって、アルトコインについては、ほとんどが消えるだろうと考えています。
通貨を共通にした方が便利
そもそも、通貨がいっぱいある事に対して不便だと思いませんか?
海外旅行に行くたびに、交換して、手数料を取られるのはなんか損をした気分ですよね。
これまで、なぜ様々な通貨が存在していたかというと、それぞれの国が、その国をコントロールしやすいようにするためです。
例えば、日本であれば日本政府が円の供給量を決めています。
これが、どういうことかというと、日本政府が日本の景気を意図的に操作することが可能ということです。
もし円の供給量をアメリカによって支配されていてはどうでしょうか。
アメリカに都合の良いようにコントロールされ、日本の成長が止まるはずです。
こういった事態を回避するために、それぞれの国で通貨を発行し、コントロールしているのが現状です。
ただ、そういった仕組みも完璧ということはなく、交換に手数料がかかったり、それぞれの国がコントロールに失敗したりと、リスクがあります。
それに対して仮想通貨は、管理する人がおらず、仕組みだけがプログラムで動いています。
なので、他国によって不利にされることもなければ、中央政府が誤ったコントロールをするリスクもありません。
これにより、グローバルな取引が活発化し、この便利さに気がついた人たちが次々と仮想通貨に乗り換えていくことでしょう。
そして、いずれは仮想通貨でしか物が買えないという未来が来ると考えています。
ただ、仮想通貨も複数あっては利便性が下がります。
よって、よほど大きな仮想通貨が現れない限り、ビットコインが主流となり、ビットコインが首位を独走していくのかと考えています。
仮想通貨は買いなのか?
本題である、仮想通貨は買いなのかという点ですが、ビットコインは買いだと思います。
しかし、先ほども説明したようにアルトコインは、徐々に下がっていく傾向にあるのかと思います。
よって、仮想通貨を買うならビットコイン一択で問題ないでしょう。
買うタイミングについてですが、乱高下の相場が続いているため難しいのですが、300万円を下回れば買いなのかと思います。
ただ、少しでもリスクを回避するために、1ヶ月に1回決まった金額分のビットコインを購入する「ドルコスト平均法」を用いた手法で購入するのも良いかと思います。
こうすれば、下落局面であっても、リスクをカバーできますし長期投資には向いています。
もちろん、最終的には個人の責任ではありますが、今後も期待できるビットコインで長期ギャンブルを楽しむのも悪くないのではないでしょうか。