新型コロナウイルスのワクチンは接種しましたか?
若い方にも接種券が届き始めたり、職域接種を実施する企業や大学が増えたことにより、多くの方が1回目の接種を終えたことだと思います。
2021年7月26日現在で、累計すると4000万人近くの人が1回目の接種を終え、そのうち1500万人ほどが2回目の摂取も完了しています。
10月頃までに希望する全員への摂取が終わるということで、日本国内のワクチン摂取率は70%ぐらいになるかと考えています。
集団免疫の獲得には50〜70%ほどが必要なので、10月頃には日本国内で集団免疫を獲得できそうです。
そうなれば、もうマスクは必要ないのでしょうか。
今回は、いつになったらマスクが必要なくなるのか考えてみました。
ワクチンを接種したからといって安心ではない
まず、大前提としてワクチンを接種したからといって絶対に感染しないという保証はありません。
世界を見ると、ワクチン接種後に感染をしたケースも存在します。
特にデルタ株と呼ばれる変異型のウイルスはワクチンの効果が発揮されにくい事がわかっています。
よって、ワクチンを接種したからといって、絶対に安心ということはありません。
安心感から感染が拡大する
ワクチンの摂取率が高まったこと、自身がワクチン接種を完了したことを受け、マスクをせずに街を歩く人が増えてくると考えられます。
そうなると、デルタ株への感染リスクが高まり、一気に感染拡大が発生しても不思議ではありません。
実際に、日本よりワクチンの摂取率が高い国ではまさにマスクを外して出歩く人が増え、感染拡大が広がっています。
マスコミの報道の仕方にもよりますが、日本も同じようになる可能性は否定できません。
マスク無しの生活をしても良い条件とは?
では、いつになったらマスク無しの生活をしても良いのでしょうか。
具体的な規定はありませんが、国内の新規感染者が1ヶ月間、0人をキープできればマスク無しの生活をしても問題ないと考えます。
ただ、感染拡大中の外国からの入国者を制限するというのが絶対条件です。
しかし、現実的に考えて国内の新規感染者を0人にすることは出来ても、海外からの入国を完全に規制することは不可能だと思います。
よって、この条件が揃うことはほぼ無いと考えるべきです。
世界的に落ち着くであろう5年後ぐらいにはマスク無しでも大丈夫
科学的な根拠はありませんが、5年後には全世界で新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いていると考えられます。
どうして、5年後なのかというと、5年もあれば何かしらの治療方法、ウイルスに対しての詳細分析が進み、解決方法が出てきていると思われるからです。
ただ、何度も言いますが根拠はありません。
いずれにせよ、日本でマスク無し生活を実施できるのは、世界の先進国と主要新興国において新規感染者数が0人になるまで厳しいのかと思います。
さらなる変異株も登場する
今はデルタ株の感染力が強く、危険と言われていますが、今後もさらに強力な変異株が登場する可能性もあります。
そうなると、今摂取しているワクチンは全く効果がなくなる可能性も否定できません。
一番厄介なのが、感染力が高まり、致死率が今と同じぐらいになる事です。
致死率が高すぎる場合、人間の行動が極端に減り、感染拡大はしないと考えられます。
しかし、今ぐらいの致死率のまま、感染力だけがアップし、さらにワクチンが効かないとなると、間違いなくこれまで以上のパニックになります。
そうなれば、5年でマスクなし生活を実現するのは難しくなるでしょう。
少なくともあと3年〜5年はマスク
話をまとめますと、少なくとも3年から5年はマスクを外すことはできないと予想しています。
これは、想定通りワクチン接種が進んだ場合でも同じです。
デルタ株の感染力が高すぎる件、ワクチンの予防率が低い件を考えると、妥当な予想だと思います。
息苦しい日が続きますが、感染拡大を抑えるためには仕方がありません。
もし、マスクをしない生活を手に入れたいなら、街を封鎖し、自給自足をするしかありません。
現実的に考えて無理なので、しばらくはマスク生活が続くだろうと思います。