JR東日本が来年から始める新幹線の準定期列車ってなに?

JR東日本は2022年より新幹線に準定期列車というものを新設すると発表しました。

これまで、新幹線のダイヤには、定期列車と臨時列車の2種類がありました。

定期列車は、毎日必ず運転される列車のことで、運転障害などがない限り、運休になることはありません。

それに対して、臨時列車は、需要に合わせて運転するか、しないかを決定する列車で、大型連休など需要の高い時は臨時列車が多数設定され、逆に閑散期は臨時列車がほとんど設定されないという形になっています。

このチャンネルをご覧の方は、ご存知の方も多いと思いますが、臨時列車はかなりの本数が設定されており、東海道新幹線の場合、おおよそ半分は臨時列車です。

「こだま」に乗ったことがある人なら、体験したことがあるかも知れませんが、追い越しされないのに、駅に長時間停車していることがあります。

あれは、臨時の「のぞみ」が「こだま」を追い越すダイヤが組まれているからで、臨時列車が運休の場合でも、「こだま」は時間が来るまで待っています。

JR東日本の新幹線でも同じように、かなり多数の臨時列車が設定されており、需要に合わせて運転を行なっています。

このように鉄道会社にとって便利な臨時列車ですが欠点もあります。

それが、需要の予想が難しいことです。

基本的に臨時列車の運転スケジュールは、毎年1月・5月・8月・10月に運転するか、しないかの判断をして一斉に発表されます。

運転をする場合は、運転の1ヶ月前に切符を発売するのですが、実際に発売してみると、思ったよりも売れないということもあります。

特に、コロナ禍では、政府の方針次第で需要が大きく変わるので、数ヶ月も先の需要を読み取ることはかなり難しくなってきています。

そこで、新たに設定されるのが「準定期列車」です。

この記事を作っている時点では、詳しい内容がまだ発表されていませんので、一部、憶測も含まれますが、準定期列車がどのようなものになるのか解説していきます。

準定期列車とは?

準定期列車とは、定期列車同様に基本的に運転を行う列車の一部です。

ただし、準定期列車に設定されている列車の前後2本の新幹線の座席発売数量が全体の50%を下回った場合、運休になります。

臨時列車とは、異なり、実際に発売してみて、需要がどの予定どあるのか見てから判断することになるので、無駄に列車を走らせるということがなくなります。

どの時点で、運休の判断をするのかは、現時点ではわかりませんが、おそらく1週間前までに決まると思います。

経営的にも環境的にも良い準定期列車ですが問題点もあります。

予約している列車が運休になったらどうなるのか?

現在、出ている情報を見る限りでは、準定期列車の切符を発売した後に、運休になる可能性もあるといいます。

そうなると、問題になるのが、予約した切符がどうなるのかということです。

おそらくですが、前後どちらかに振替乗車を選べるという形になると思います。

海外の航空機でも同じような発売の仕方を取り入れているので、JR東日本も同じようにするだろうと思います。

ただ、それだったら、準定期列車を予約する人がいないんじゃない?と思った人も多いと思います。

それは、その通りで、せっかく予約したのに、別の列車に振替されるなら、そもそも、定期列車を予約する人がほとんどだと思います。

これに対する解決策は、おそらくですが値段差を付けてくるのかと思います。

準定期列車は振替の可能性があることを事前に説明した上で、その代わり少し割引して販売するのかと考えています。

こうすることで、客単価は下がってしまいますが、その分、売り上げが増えればJR東日本としては、利益が確保できます。

まだ、発表されていないので、どのような取り扱いになるかは、まだわかりませんが、お客さんにもメリットがあるような内容になるかと思います。

振替が発生した場合、どれぐらい時間がかわるのか?

いくら振替の可能性が事前にわかっていたとしても、

時間が変わるということは、その後のスケジュールも大きく変わっていきます。

もし、自分の予約した純定期列車の新幹線が運休した場合、どれぐらい時間がずれるのかというと、現在のダイヤを見る限り、30分〜50分程度は変わると思います。

これを大きいと取るか、許容範囲とるかは、人によって違うと思いますが、割引があるなら、これぐらいの時間差は許せるのかと個人的に思います。

ただ、時間に余裕がないのであれば、予め定期列車を予約して、それに合わせたスケジュールで動くのが一番だと思います。

今日ご紹介した内容は、ネットニュースをもとにした解説です。

JR東日本が発表した内容ではないので、事実とは違う場合もあります。

予約した列車が運休になるというのは、混乱を産む可能性もあるので、もしかすると、定期列車の需要を見て50%を超える場合は、1週間前に準定期列車の運転を決定して、そこから切符を発売するという方法かも知れません。

個人的には、こちらの方が分かりやすくて、トラブルも避けられると思うので、ネットニュースが誤った解釈で報道されているのかと予想しています。

おそらく、年内には詳しい内容が発表されると思います。

東海道新幹線など他社でも取り入れられるのか?

東海道新幹線や山陽新幹線でも同じような準定期列車という仕組が取り入れられるとかというと、おそらく、同じような仕組みはいずれ導入されると思います。

JRもコロナ禍をきっかけに、これまでの風習というのをやめて、より効率よく稼ごうという方向に動いています。

実際に、コロナ禍では本来ならば絶対に運休させない定期列車ですら、運休にしました。

これまでは公共交通機関だからという理由で、効率の悪い手段を選んできた場面もありますが、これからは、公共交通機関でも、効率を考えて動く時代になってきたのだと思います。

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