皆さんは、アマゾンプライムを利用していますか?
年間3900円でプライム便が使い放題になったり、プライムビデオが見放題になったり、プライムミュージック、プライムデーまで用意されており、コスパ最高のサービスです。
私ももちろん、会員になっているのですが、どうしてアマゾンはこれほどまでに格安で便利なサービスを提供してくれているのでしょうか。
それには、アマゾンの考える今後の戦略が隠されているのかもしれません。
アマゾンプライムで囲い込み
アマゾンプライム会員になると、楽天やその他のショッピングサイトで購入する割合が極めて低くなります。
なぜかというと、プライム便を利用しなきゃ勿体無いという心理が働くからです。
現在は、アマゾンが最安値ということも、少なくありませんが、例え値上げをしたとしても、プライム会員なら、アマゾンを利用するはずです。
このように、アマゾンを使うのが当たり前という認識を植え付けるためにプライム会員というものが用意されたと考えられます。
そして、ビデオやミュージックもプライム会員を一人でも増やすためのサービスです。
特にビデオに関してはオリジナルビデオも多数あり、力の入れ方が尋常ではありません。
とにかく、アマゾンとしては一人でも多くのプライム会員を増やし、アマゾン無しでは生活が出来ない人を作り出そうとしているのです。
定期的な収益の確立のため
アマゾンだけではありませんが、ネットショッピングの世界では景気やイベントによって大きく収益が左右されるものです。
それを補うためにも、定期的に一定額の収益が見込めるサービスを提供したいと考えた結果がアマゾンプライムだったのではと思います。
例え、格安であっても安定的な収益はアマゾンとしては魅力的です。
その証拠に、さらなる定期的な利益を見込めるクラウドサーバー事業にも力を入れています。
とにかく、安定的な収益を手にするためには、小売だけではやっていけないと考えての破格での提供なのではと思います。
アマゾンプライムの値上げ検討も
アマゾンがプライムを安く提供しているのは、今だけという噂もあります。
理由は簡単で囲い込みが完了すれば、多少値上げをしても利用者は減らないからです。
実際に米国では大幅な値上げが実施された事もあります。
さすがに年間1万円を超える事はないと思いますが、それに近い金額まで値上げは十分にありえます。
もちろん、その代わりにプライムビデオやミュージックがさらに充実する可能性はありますが、それでも大幅値上げは消費者にとって厳しいと思います。
できれば、現在の価格で続けて欲しいところではありますが、現実的な事を考えると値上げが妥当なのではと思います。