3月1日、今年も就活が解禁されました。
リクナビ、マイナビ、キャリタスなどのナビサイトもオープンし、就活生の皆さんは続々と応募をしているのではないでしょうか。
大手であれば6月ごろ、中小企業であれば年明け前まで続くとみられる就活戦争ですが、ここで勝つ必要はあるのでしょうか。
と言うより、そもそも勝ちとは何なのでしょうか。
今回は就活生にぜひ読んでほしい事をまとめてみました。
大手だから給料がいいのは幻想
大手企業は中小企業に比べて給料がいいのは皆さんもご存知だと思います。
しかし、本当に給料がいいかと言うと実は違います。
給料とは労働に見合った対価を受け取るものであり、大手だから対価が高い訳ではありません。
中小企業でも高いところもありますし、大手でも安いところはあります。
結局のところ、対価に対して払われているお給料に高い・安いなど存在せず、自分の体力や精神力を削った分をお金に変換しているだけなのです。
なので、楽をして高いお給料を手に入れられると考えて大手を目指すのは間違いです。
大手でも普通に首切りはある
大手に就職できれば安定が待っていると思って大手企業を狙うのであれば、それは見当違いです。
メガバングがバブル入社組を大量にリストラしたニュースがあったように大手でも普通に首切りはあります。
特にAIが更に発達する近い未来では人は不要になり、最低限の人数で大きな利益を生み出せるようになります。
そうなってくると、人を大量に抱える大手は不利になり、今よりも過激なリストラを実施することでしょう。
なので、安定を求めて大手を目指すのは間違いです。
やりがいを求めて大手に行くのは偽善者
たまに、綺麗事のように「社会貢献」や「納税」のために働くという偽善者もいますが、その人たちがお金なしで働くかというと答えはNOです。
「仕事」の本質はお金を得ることであり、決してボランティアではありません。
なので、巨大プロジェクトに携われるからという安易な理由で大手を目指すのは間違いです。
そもそも、その企業に入社できてもプロジェクトに携われる保証などありません。
自分に実力があるのであれば、そのプロジェクトを別の形で、自分を主導に実現する事も可能です。
大手だからこそ出来る仕事というものはなく、どうせだったら自分の力で立ち上げるぐらいの考えを持つべきだと思います。
20年後、今は存在しない仕事が6割に
ユーチューバーやアフィリエイターなど20年前では考えられなかった仕事が現代には沢山存在します。
そして、更に20年が経った未来では現在にない仕事が沢山誕生している事でしょう。
それと同時に消えていったり、縮小していった職業も沢山あります。
例えば電話交換手やバスの車掌などが代表的な例でしょう。
そして、次になくなるとすれば、事務や経理、人事などの仕事は間違いなくAIに奪われます。
おそらく、大手企業を目指す人が就く職業のうち少なくとも3割は未来に必要される仕事ではありません。
と言うことは、一生安泰など幻想でしかありません。
今までの社会の常識は、同じことの繰り返しがお金になっていましたが、これからは常に新しい何かに挑戦しないとお金を得られないのです。
なので、大手企業に依存をする必要はありませんし、依存をしてもいい人生が待っている可能性は低いということになります。
一生を賭けた戦いではない
長くなってしまい、言いたいことがブレて来たので、この辺でまとめます。
就活とは一生を賭けた大勝負ではありません。
近い未来のお金を稼ぐ手段探しであり、遠い未来は別のお金の稼ぎ方を探さなければならないかもしれません。
なので、それほど大手企業に依存する必要もないですし、親や先生の期待に応える必要もありません。
自分のやりたいこと、自分の進みたい道が中小企業にあるのであれば、それでも全然構いません。
とにかく、ここで失敗したからといって人生が終わるわけではありません。
今持つベストの力を発揮して大手に行けなかったとしても人生がドン底になるわけではありません。
就活が人生のゴールではないし、スタートでもないと言う事を頭に置いて、就活を頑張っていただければと思います。