新型コロナウイルスによる景気減速に伴い2020年5月の求人倍率は1.20倍まで落ちてしまいました。
これまで、1.4~1.6倍を推移するほど超売り手市場だったのですから、まさに異常事態といえます。
また、失業者の数も急激に増えており約200万人となってしまいました。
民間の求人広告媒体への掲載数も半分以下まで下がってきており、本当に売り手市場が終わってしまったように感じます。
しかし、本当にこのまま買い手市場へと突入するのでしょうか?
今後の転職市場について予想してみました。
仕事が減り超買い手市場になる
予想としては仕事が減り超買い手市場になっていくと思います。
つまり、就活も転職活動も大変厳しくなるという事です。
これまでは、若ければ未経験であっても採用される世の中でしたが、これからは若くても経験・スキルが無ければ厳しい世の中になってくるでしょう。
中高年に関しては、経験・スキルがあったとしても採用は厳しくなると思います。
企業としては、売上の見通しが立たない以上、採用できないので当たり前といえば当たり前です。
新型コロナウイルスが終息したり、ワクチンが開発されれば少し緩和されるとは思いますが、それでも買い手市場になるのは避けられないでしょう。
人口減少も関係ない!自動化で対応
就労人口の減少により、人手不足が加速していくと言われていましたが、それすらも新型コロナウイルスにより変わってしまいました。
今は、とにかく無駄な事を省き、出来る限りオンラインで自動化していく方針を取る企業がほとんどです。
そうすれば、少ない人員で売上を上げられるので企業としては利益が大きくなります。
そればかりか、雇用を最小限にすることで、今回のような世界同時不景気が再び訪れても対応が可能になります。
企業からしてみれば、今の状態ではリスクが多すぎます。
法律により雇用者を守らなければならないのであれば、「そもそも雇用しない」と言う選択肢を取るのも必然的なのかと思います。
一般人は何をすればいいのか?
仕事が無くなってしまっては、私たち一般人はどのように生活すればいいのでしょうか。
特殊な経験やスキルがあれば、何とかなるのですが、大半の人は特別なスキルなど持っていないと思います。
そこで、今やるべき行動が副業なのです。
多くの企業で副業が解禁となった理由は、会社が従業員の生活を保障できなくなったからです。
この意味をしっかりと理解して、副業を始めてください。
どんな副業をするべきなのか?
副業と言っても様々あり、どんな事をするのか迷っている人も多いと思います。
現実的な事を考えるのであれば、スキルの身につく副業をやるべきです。
例えば、数時間から働ける介護士なんかお勧めできる仕事です。
未経験でも出来ますし、頑張れば資格も取得できます。
「そんな仕事意味ない」と思う人もいると思いますが、この先は介護士すらも人手が充足してしまうほど買い手市場になる可能性もあります。
警備・ドライバーなど不可の不人気職種は、将来的に自動化されてしまう可能性があります。
それに比べて介護はというと、自動化が難しいお仕事です。
もちろん、一部は自動化できるでしょうが、人同士のコミュニケーションも大切なため、完全自動化はあり得ないと考えています。
これまでの状況を見る限り、積極的に介護士になりたいという人は少ないでしょうが、経験をしておくのも悪くないと思います。
自分で稼ぎたいなら動画クリエイター
会社に所属することなく、自分で稼ぎたいのであれば動画クリエイターがおすすめです。
いわゆる、ユーチューバーという職業です。
もしかすると、YouTubeのプラットフォームが無くなる未来はあるかもしれませんが、動画コンテンツが無くなる未来は、この数十年はあり得ません。
企画・脚本・出演・編集までを一人でやる必要があるので大変ですが、成功すれば大きな利益も得られます。
今はスマホとパソコンさえあればすぐに始められる時代です。
何だったら、スマホだけで動画を作るクリエイターもいます。
空き時間に出来るので、やってみてはいかがでしょうか。
それでダメだったら、脚本や編集だけをやる仕事もあります。
そこに特化して技術を付ければ、お金になります。
とにかく、やってみる事が大事なので興味が無くても1回ぐらいはチャレンジしてみてください。