いつの時代もどんな環境でも必ずと言っていいほど存在するイジメ。
社会としては少しでも減らすための運動が行われていますが、実際は加速的に増えているのが現状でしょう。
昔であれば、無視や暴力などリアル世界でのイジメが大半で、その組織から一歩離れるとイジメの被害を受けませんでした。
しかし、今ではイジメの方法がネット世界へと変わっており、家にいても、休みの日でもイジメが続きます。
ブロックすればいいのではと思う方もいると思いますが、ブロックするということはリアル世界からの離脱も意味し、あなたが思うほど簡単な仕組みではありません。
そこで、今回は加害者に言いたいことがあり記事にしました。
ネットイジメは加害者が全く気がついてない
ネットイジメが今までのイジメと大きく異なる点は、イジメている加害者側にイジメをしている意識が低いことです。
文章とは皆さんもご存知の通り、表情やトーンがないため伝わりにくい性質を持っています。
日常会話で「調子にのるな」というのと、LINEで「調子にのるな」では全く捉え方が異なってくるでしょう。
これが、ネットイジメの第一歩と言えます。
そのため、日常では意外と仲良しということもあり、教師や親も気がつきにくい事もあります。
中には、本当に悪質なネットイジメも存在しますが、私の知る限りでは多くがこのパターンと言っていいでしょう。
ネットイジメは加害者から容疑者へ
私がネットイジメをやめたほうがいいと思う一番の理由が加害者から容疑者になる恐れが高いからです。
リアル世界のイジメとは異なり、証拠が残りやすいのがネットイジメです。
いくらクローズの環境でイジメを行なっていてもサービスを提供している会社のサーバーや被害者の端末には記録が残っています。
この情報は裁判や捜査が行われた際、開示を求められることがあり、運営会社は利用規約に基づいて躊躇なく開示を行います。
それにより、有罪判決が出る事も十分に考えられるでしょう。
とくに、イジメているその瞬間は大ごとにならなくても数年後、突如訴えられる事も可能性としてゼロではありません。
万が一、被害者が法律に詳しい人間になった場合、お金に困った時などに訴訟を起こされるかもしれません。
そうなると、示談または和解での解決が余儀なくされます。
理由は簡単で、加害者側にも仕事があり、家族だってあるかもしれないからです。
勝てばいいのですが、現実的に時間も余裕もないと思うので相手の言いなりになるしかありません。
また、最悪の場合は刑事事件にまで発展する可能性もあります。
そうなってしまえば、あなたの人生は完全に潰されたと言っても過言ではありません。
以上が、ネットイジメをやめたほうがいい理由です。
もちろん、ここでの話は最悪のケースですが、証拠が残りやすい分、後からでも訴えが起こりやすいのも事実です。
まずは、イジメ認識する
先ほども言いましたが、ネットイジメは加害者が気がついていないことが本当に多いです。
これを確認するためには、あなたが日頃から見下している人とのやり取りや、グループチャットを確認して見ましょう。
そこで、少しでも相手に不快を感じさせる文章があれば、以後気をつけ、冗談などは文章に絵文字やスタンプ等を利用して感情の補足も効果的です。
とにかく、今回伝えたかったことは、ネットイジメの恐ろしさです。
もちろんですが、リアルイジメはもっと悪質ですので絶対にやめてください。